第5号「アバター」
3D新時代を体感せよ!
私が子供だった頃、3D映画と言えば安っぽい紙で作られた赤と青のレンズの映画だった。正直、観ようとは思わなかったが、この映画が世間に出た時、世界は確かに衝撃を受けた。
それまでの3D映画は、飛び出す、と言いながらも衝撃的ではなかった。が、この「アバター」は違った。飛び出すというよりも、水滴が目の前にある。スクリーンの奥に世界が広がっている。
本当にスクリーンの中に世界があるように見えた。
しかしそればかりではない。これまでにないほどに洗練された3DCGは凄まじいものがある。本編の半分がこのCGキャラクターとCG世界で展開していくのだが、感情移入ができるほどにキャラクターのディテールは素晴らしく、ナヴィ人が実在する錯覚に陥るほどだ。
作品のテーマとしては自然保護を謳い、ストーリーもシンプルで非常に見やすい。
監督のジェームズ・キャメロンとも親交のある日本人監督押井守はこの映画を観た時、
「日本で10年作り続けても、ここまでの映画は作れない」
とまで言っている。
SFが苦手な人でもきっと、見た瞬間にこの作り込まれたもう一つの現実に引き込まれるだろう。
監督
脚本
出演者
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