「野獣死すべし」
1969年製作のフランス、イタリア合作のサスペンス・スリラー。
監督はヌーベルバーグを代表する監督の1人、クロード・シャブロル。
物語は猛スピードで走る車に乗った男女。そこにボール遊びをする子供がいる。子供は轢かれてしまい車はそのまま逃げてしまった。
作家である父は常に黒い手帳を持ち歩き、犯人を見つけられない警察に代わって自分で犯人を探し復讐すべく、復讐プランを手帳に書き記していた。他の人には小説の構想だと嘘をつき。
ある時、車がドロにハマってしまい抜けられなくなっているところへ、近所の男が現れる。その男は水たまりを思い切り突っ切った車がいたことを証言し、その車には観たことのある女性が乗っていたという。
雑誌に載っている女だと。作家は女に近づき、ブルジョアの邸宅である彼女の家に行き、ついに犯人を突き止めたのであった。
復讐を題材にした本作は、ヌーベルバーグがどうの、というよりも単純に面白い映画である。
物語もそうだが雰囲気が実にいい。またヒロインも美人で素晴らしい。
復讐を何度となく試みる息子を亡くした男の執念をじっくり、ジメジメと描くのが個人的には合っているらしく、主人公に違和感なく感情移入できた。
映画観るなら<U-NEXT>
PR
映画ランキング
コメント