「一寸先は闇」
1971年製作のクロード・シャブロルが監督したサスペンス映画である。
ヌーベルバーグを代表する監督の1人であるシャブロルが描き出す、罪との葛藤。
物語は友人の妻と不倫する男。しかしある時、首を締めて殺害してしまう。遺体をその場に残し部屋を出てバーに向かい酒を飲むが、吐き出してしまう。そこでちょうど妻が死んだこともしらない友人と出会い、別のバーへと向かう。そこへ電話が入り友人は家へ急いで帰った。男も家族の待つ家に帰り、妻と子どもたちと過ごすも、眠れない日々が続いた。
そしてついに妻に罪を告白するも、妻はなんとその罪を許してしまうのであった。
男の葛藤は更に深まり続ける。
ヌーベルバーグらしく、ロケーションが多く、派手さもない。男が葛藤を続ける。そこに重きをおいた、染み込んでくるような映画であった。
サスペンスと言っているが、永劫に続く罪と罰を観ているようである。
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