「早すぎた、遅すぎた」
1982年製作のストローブ=ユイレ監督作品である。
本作はパリの広場をぐるぐると回るシーンから始まり、農村、エジプトの風景をひたすらに映し出す、風景ドキュメンタリー的な作りになっている。
そこに語りや音楽が入り、革命や階級制度について述べられているものの、映像に関して変化のほぼない、ゆっくりとした映像が流れるばかりで、非常に上級者向けの映画になっている。
本作の監督は2人で連名表記するドイツの監督であり、ヌーベルバーグの影響を受けたドイツの芸術運動ニュージャーマンシネマに属する監督たちで、特に難しい作品を作る2人として有名である。
その中でも本作はドキュメンタリーなのか、監督たちの歴史的思想なのかわからない、本当に難しい映画であった。しかし本作はある本で「死ぬまでに観たい映画ランキング」に入っているほど、映画通には有名な映画であるらしい。
観る機会のある方は、ぜひ観ていただきたい。
はっきり言って、眠くなります。
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