1888年に最初のフィルム映像が撮影されてから、ヨーロッパでは多くの映画が製作され、映画黎明期はヨーロッパが世界の最先端を走っていた。
本作もその中でイタリアに叙事詩ブームを巻き起こした映画である。
ある皇帝の物語。正室がありながら悪友に誘われ町にでかけた皇帝は、そこで1人の女と出会う。たちまち恋に堕ちた皇帝は、その女と結婚をする。しかし女は正室が目障りになり、皇帝に懇願して正室を殺させた。
あまりの仕打ちに正室の侍女は血に濡れたヴェールを持って町へ行き、皇帝の仕打ちを言いふらすのであった。それを知った皇帝は、悪夢を見る毎日が始まる。
今でもローマ、ギリシャの物語が製作されるように、本作はあの時代、古代をテーマにした映画のさきがけであり、本作をきっかけにイタリアでは叙事詩映画の製作が盛んになる。
いつの世も男の愚かさと女の嫉妬は普遍的なものなのかもしれない。
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