「アーリャマーン Episode1帝国の勇者」
2001年公開のインド映画であるので、まだインド映画が成熟していないころの作品であるから、明らかに安い感じはある。それがスターウォーズのパロディと相まって、非常に低い評価で語られることが多いが、まず前提として本作はインドの30分ドラマシリーズを総集編にしたものであるので、編集でかなり省かれているシーンがあり、キャラクターですらだいぶ消えている。
物語は惑星タール国に2人の王子が誕生した。預言者によればアーリャマーンと名付けられた王子は宇宙を統治できるとされ、もう1人の王子が国王になれば宇宙は破滅すると言われた。
破滅の王子は見た目が怪物のようで、すぐに牢に入れられる。一方のアーリャマーンは破滅の王子の母に毒を飲まされる寸前で母の手でアンドロイドに託され、預言者で育てられ、宇宙の英雄となることになる。
しかし宇宙を支配しようとする支配者で預言者の弟子、つまりアーリャマーンの兄弟子だった男がすべてを裏で操っていた。
本作はエピソード1とある通り、途中で終了する。スターウォーズの有名なシーンとそっくりな場面で。
しかし今の所、続編の話もないので、インド版スターウォーズの総集編映画はこれきりなのかもしれない。
スターウォーズインスパイア映画が好きな個人としては、素晴らしいと思いながら観ていた。
ご覧になれるかたならば、ぜひ、ドラマ版を探して観ていただきたい。
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