「マンハント」Manhunt (2017 film)
中国、香港の共同制作で日本を舞台にしたアクション映画であり「君よ憤怒の河を渉れ」のリメイク作品である。
物語は薬品会社の顧問弁護士として活躍する中国人のドゥは、製薬会社のパーティで1人の女性に惹かれる。その女性と話しをして家に帰宅するのだった。
ところが翌朝、自分のベッドで起きると、横に製薬会社の秘書女性の遺体があり、ドゥは驚いているところへ掃除係りがやってくる。ところがドゥはその掃除係りに見覚えはなく、警察に連行される際も、刑事が彼を殺そうとするなど、明らかになにかがおかしいことを探るべく、ドゥは逃げるのだった。
一方、大阪府警捜査一課の矢村は、テロリスト制圧を1人で行うなど、凄腕の刑事として係長まで昇進していた。その矢村は、逃亡したドゥを追っている内に、事件の背後にうごめく別の存在に気づき始め、ドゥと矢村は次第に協力し合うようになっていく。
全編日本を舞台に行われるアクションは、中国映画というのに、日本のアクション映画のようで素晴らしかった。
日本側の主演は福山雅治が演じ、ガンアクション、肉弾戦と、アクション映画を作ったら世界有数の映画監督であるジョン・ウー監督の映画独自の素晴らしいアクションを演じている。
ジョン・ウー監督にとっても久しぶりの現代劇、ガンアクションであり、ファンとしてはそれを日本を舞台にやってくれたというのは、嬉しい限りだ。
日本が関わっているかと思いきや、完全に中国主体の映画であり、よほど制作陣が原作映画をリスペクト、高倉健をリスペクトしているとしか思えない。
それほど海外の映画としてここまで日本で撮影するのは珍しいというほど、日本が全面に出ている映画である。
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