映画おすすめ 「神々の深き欲望」1968年|映画レビューズ
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映画おすすめ 「神々の深き欲望」1968年

「神々の深き欲望」

 
1968年、今村昌平監督作品。
 
今村リアリズムの集大成、と言われる映画であり、構想6年、撮影2年という長期計画であった。
 
本作は沖縄の小さな島を舞台に、近親相姦で産まれた子供たち、神様の風習を守る風変わりな一家。都会から島の開発にやってきた技師などを中心に、田舎独特の風習、日本の風習の恐ろしさ、人間の奥底にあるネバネバしたものが観えてくる。
 
本作は三國連太郎、嵐寛寿郎など大俳優が出演している。特に嵐寛寿郎は、当時、同じく沖縄で撮影していた映画と2本を掛け持ち、本作にはなかなかの口調で批判らしきコメントをしている。
 
大島渚監督とともに日本のヌーベルバーグ、リアリズムを追求してきた監督の作品ともあり、やはりなかなか難しい。しかしながら観終わった後の気分はけしていいものではない。

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