第4号「原節子」
印象は「美しい人だ」というのが東京物語で見た時に思った事だ。
私の年代で女優「原節子」を知る人はきっと多くはないだろう。
BSでお昼にたまたま見た「東京物語」のあまりの雰囲気に、目が離せなくなり最初から最後まで見終わった時、印象に残っていたのが、原節子の笑顔であった。
物語の中で彼女は義理の両親を実の子供達以上に献身的に思い、面倒をみようとする。それが理想の女性に見えて、見事であった。
次ぎに原節子と出会ったのは「白痴」であった。
「東京物語」の印象とは真逆の、小悪魔で少し尖った印象をもった。その女性が純朴な男と知り合い、自分の醜さに気づいてしまう物語。
こちらは妙に色気があり東京物語の女性像とは違った、色気が見られてすきである。
晩年はメディアはもちろん、映画にも出演していなかったのは私も知っていたが、本日の訃報を耳にして、再び原節子の出演映画をみたくなった。
ご冥福をお祈りいたします。
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