「キングコング:髑髏島の巨神」
2017年公開の怪獣映画。
主演はトム・ビドルストン、サミュエル・L・ジャクソン、ブリー・ラーソンとマーベルシネマティックユニバースで起用されている俳優が出演している。
本作は2014年から続くモンスターバースシリーズの2作目であり、ゴジラから続き、ゴジラキングオブモンスターズ、ゴジラvsコングへと続くシリーズの中で、世界設定やモンスターバースの生体系などの説明など、大きな役割を果たす映画となっている。
ゴジラで渡辺謙が所属するムートーという怪獣を調査する組織として設立され、後にゴジラを調査する組織モナークも本作には登場し、ムートー調査のための組織として設立されたことが説明されている。
嵐によって外界から遮断された島の調査に、ベトナム戦争終了後に向かった調査隊とベトナム戦争の兵士一行は、島の恐ろしさを知ることとなる。
本作はキングコングをメイン怪獣とした一方で、地球が空洞になっており、そこには人類の知らない、地球を支配していた巨大生物の生体系の謎があるという、次作へつながる説明をされ、さらに巨大生物、不気味な生物が多数登場するなど、キングオブモンスターズにつながる世界観として、素晴らしい出来栄えになっている。
またサミュエルの役柄、戦場にしか生きる意味を見いだせない男がなんとも素晴らしい。
ただ吹替版がちょっと残念だったが、映画自体は素晴らしい出来栄え、素晴らしい終わり、次への繋がり、とユニバース物として見事にできている。
もう怪獣映画はハリウッドの物になったと言っていいだろう。
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