今年106本目の映画。
「パーフェクトワールド 世界の謎を解け」
2018年公開のロシア映画。ジャンルとしてはSF映画に分類されると思われる。
原作者はロシアで記録的なヒット作となったファンタジー小説、映画「ナイト・ウォッチ」の著者であり、本作の原作もロシアでベストセラーとなった。
注意:ネタバレ、長文
建設会社に勤務するキリルは、大きな仕事を成し遂げた一方で、彼女の誕生日を間違えるなどして、彼女に別れを告げられ落ち込んでいた。しかし仕事での業績からお祝いパーティをしていた彼は、友達に送られ家に帰る。ところが家には見知らぬ女が居て、愛犬も自分になついていなかった。隣人たちはキリルが部屋の住人だと証言してくれるのだが、次に部屋へ入ったときには部屋の内装が変わっており、彼は行く場所を失ってしまう。仕方なくその晩は友達の家で一夜を過ごし、翌日、身分証明や住所登録などを確認しに行くと、彼の名前はどこにもなく、パスポートすら名前が消えていた。昨夜の女が何かを知っていると思い元は自分の家だった場所に行くと、彼女はキリルにナイフをもたせ、自分を刺すのだった。そこで警察に捕まった彼は、スマホに突如現れたナビに従って歩いていくと、廃墟の塔に到着する。
そこにナイフで刺したはずの彼女が現れ、キリルはあらゆる世界の交差点に居ること。機能者という超越した存在に選ばれ、検閲官として、あらゆる世界につながる塔を管理する役目に選ばれたという。
こうして彼の不思議な生活が始まる。
本作はハリウッド映画や日本映画と違い、話が非常にわかりにくく作られている。SF好きとしてアンテナを張って観ていたのだが、なかなか内容が入って来なかった。
しかし本筋としては別れた彼女、記憶を失った彼女を守ることが、愛することなので、その話を追っていけば、なんとかついていけるが、それでもなかなか難しい映画になっている。
パラレルワールドの検閲官ということは理解できるが、その検閲官でも行けない世界があるなど、少し入り組んだ世界になっている。
映画観るなら<U-NEXT>
PR
映画ランキング
コメント