「ロボット」2010年公開のインドのSF映画である。
注意:ネタバレ、長文
科学者のバシーは10年の歳月かけてロボットの研究をしており、恋人サナからの電話もメールも無視して研究に没頭した。そしてついに自分と同じ顔をしたアンドロイドを開発する。その身体能力はずば抜けており、記憶容量も信じられないほどであった。
バシーはこのロボットを軍隊で使ってもらえるように、アシモフのロボット三原則はあえて与えず、人を殺すことのできるロボットにしていた。
そして軍隊の試験に入る前に学会で成果を発表すると、バシーの恩師ボラ博士が命令にだけ従うロボットは味方を攻撃する可能性があることを証明する。
時間の猶予をもらったバシーは感情を教え込み、ロボットは感情を学んでいく。ある日、雷に打たれロボットに感情が芽生えると、バシーの恋人サナに恋心を抱く。
軍隊へのプレゼンの日、ロボットは平和の心を軍人たちに説く。それはバシーの夢の終わりだった。バシーは失敗を嘆き、斧でロボットを切り刻むのだった。これを狙っていたボラ博士は、捨てられたロボットを回収、修理、そして自らが開発した協力なボディを与えた。
そこからロボットは暴走を始める。目的はサナであった。
インド映画といえば踊って歌ってアクションをする。ファンタジー色の強いイメージだが、SFもけっこう作れるのだと、この映画を観て感心した。
少なくとも2010年の段階で日本よりもド派手にSF映画を作れているのは確かである。
まあインド映画なので歌って踊るシーンは必ずあるので、そこは慣れるしかないのだが、まさかアシモフのロボット三原則を無視して、人を殺せる軍事目的のロボットが最初から主題に置かれるとは思っておらず、ここがハリウッドや他の国とは違う、インド独特の映画なのだと思った。
なによりもインド映画はヒロインがゴージャスで美人。これに尽きる。
PR
映画ランキング
コメント