「宇宙人東京に現る」
1956年公開の大映特撮映画である。
日本初のカラー特撮映画である。
突然、天文台の望遠鏡に映った謎の光は、日本各地に光を放射して、電波障害を引き起こす。
東京の人々は特別、何も感じずに日常を過ごしていた。しかし天文台の人々はそれが何なのか調べ始めた。その矢先、科学者の家族でピクニックに行った先で湖に浮かぶ女性を発見する。実はその女性は地球から見えない遠い惑星パライからやってきたパライ人が変身して人間の中に潜入した姿だった。
その目的は水爆で滅びゆく地球を救うために来たのだ。そのためには原爆唯一の被爆国日本人が世界に訴えるべきだと。
しかし地球には巨大隕石が接近していた。
当時の大映、しかも永田雅一社長印なのだから、日本初のカラー特撮というのも頷ける。
金に物を言わせ、会社をグイグイ引っ張っていく人が作った新しい映画だ。
宇宙人デザインは岡本太郎、特撮監督は後にウルトラマンシリーズに参加する的場徹。
昔の特撮だから、と笑う予定で観たら、おもしろかった。
この時代の大映、やっぱ好き。
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