「パッセンジャー」
2016年アメリカ制作のSF映画である。
注意:ネタバレ、長文
物語は地球の人口が増えた未来。人類は別の惑星へ移民を計画した。巨大宇宙船に冬眠カプセルを搭載し、多数の乗客乗員を乗せて、180年の旅は自動制御で進んでいた。順調に行けば移民惑星到着4ヶ月前に全員が覚醒し、それぞれの分野のエキスパートとして、グループに別れ、開拓を始める予定だった。しかし事故が起こった。たった1人、ジムの睡眠カプセルが故障して目覚めてしまったのである。
最初は皆がいると思っていたが誰も居ないことに気づき、必死に睡眠カプセルに戻ろうとしたり、ブリッジに入ろうとするが、どうすることもできなかった。
90年、先に目覚めた彼は、最初は1人の生活を満喫していたが次第に自堕落になり、寂しさで自殺すら考えるようになっていく。
そんな時、オーロラという女性の睡眠カプセルを見つけ、彼女に恋をする。やってはいけない。絶対にしては行けないことを彼はした。
彼女の睡眠カプセルを開き、彼女を目覚めさせたのである。
そして嘘をついた日常が始まり、次第に二人の中は接近していくが。
一時期、広告をやたらと見て、宇宙船のデザインがすごく好きなので、見ようと思ってみれていなかった映画。
SF好きとしては、この設定はよくある設定ではる。冬眠カプセルから置きたら、自分だけ。あるいは宇宙で一人ぼっち。
そこに恋愛を絡めてくるのがこの映画である。
映像的にはすごく面白い。よくできた映像表現である。
物語としては予想通りになる。
登場人物も少なく、見やすい映画ではあるが、個人的には設定が面白いだけに、なにかもう1つ、ひねりがほしかったような気もする。
それにしても1年も孤独で生きていたら、あるいは主人公と同じことをしてしまうかもしれない。
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