「アエリータ」
1924年公開のソビエト連邦のサイレント映画である。
今回鑑賞したのは、日本語字幕と音楽を追加したものになる。
同名SF小説が原作となっている。
無線技師のロッシはあるメッセージを受信する。それは火星からのものであり、火星のアエリータ姫は隣の惑星に興味をいだき、メッセージを送ったのであった。
ロッシはそのメッセージを受けてから、火星のことばかり考えるようになり、妻の浮気に激高したロッシはついに妻を射殺。そのまま実験中のロケットに乗り込み、火星へ向かう。そこでアエリータと恋をするのだが。
映画をさかのぼっていけば、一番最初の映画と呼べるものが、映像を記録するものであり、エジソンが開発した写真を動かす活動写真などと遡ることができるが、映画として間違いなくサイレント映画が時代の最先端を走っていた時代があった。
近年そうしたサイレント映画に声を即興であてた活弁が題材になった映画もあるほど、活弁が儲かった時代もあった。
映画に音声がついてから、下品だ、という人も居たが今では音のない映画など考えられない時代になっている。
そんな時代だからこそ、こうしたサイレント映画が面白く見えてくる。
言葉ではなく体で演技をする俳優。メイクや表情で心情を伝えなければならず、演技力というものよりも、本当に芝居の力が試されている気がする。
この映画を見るとまさに芝居を見ている感覚になる。
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