「ダイバージェントFINAL」The Divergent Series: Allegiant
注意:ネタバレ、長文
2016年アメリカ制作のSF映画であり、原作「ダイバージェント第三部」の上巻を基に制作されている。
物語は前作の直後からスタートする。前作で独裁的な政治を推し進めていたジェニーンと主人公トリスの恋人であるフィンの母イブリンの対立が戦闘になり、ジェニーンが追い求めていた200年前の遺物がトリスによって開かれ、シカゴの外、崩壊した世界の外にも人が住んでいることを知らされ、人々は街を出て外へ向かう。が、イブリンの派閥は塀やゲートを閉鎖して、外に本当に人がいるのかを確認するまでは、誰も出さないことを宣言する。
トリスとフィンは外を目指すことを決め、脱出に成功する。
するとそこには高度な科学技術を持った街が存在し、世界の真実、シカゴの真実を知ることになる。
外の世界に行くことによって、世界観が急激にSF色を刻して、交配した世界、発達した文明都市。空中を飛ぶ乗り物。多角的にみることのできる戦闘スタイルなど、別の物語のように思える展開になってくる。
が、序盤こそいいものの、後半は前の2作品となんだか同じような展開になっていき、結局、人類の進化していない世界に見えてくるのがすごく残念だ。
この映画、前後編に分けて制作される予定だったものの、このFINALがあまり興行的に成功したとは言えず、制作陣はテレビ映画として続編を作る予定だったのだが、今度は俳優陣からテレビ映画ならば出演しない、との宣言が出てしまい、作中に張られた伏線は回収できないままになって終わってしまった。
噂ではドラマ版の制作が進んでいるという話もあるものの、今の所、実現していないところをみると、原作の下巻にあたる本当のFINALは見れない確率が高いようだ。
シリーズはこちらから「1・2・3」
映画観るなら<U-NEXT>
PR
映画ランキング
コメント