「パージ 大統領令」The Purge: Election Year
注意:ネタバレ、長文
2016年公開のアメリカ映画である。パージシリーズ3作目である。
物語は資本主義が崩壊した未来のアメリカ。建国の父党の面々により制定されたパージは、年に12時間だけ午後19時から午前7時まですべての犯罪は合法化され、人を殺害しても許され、警察、救急機関、消防期機関が停止することで、福祉の問題などが解消されていた。
しかしパージによる犠牲者が復讐をする。そしてまたその復讐をする。さらには裕福な人々は見世物として人殺しを楽しむ、人殺しトラベラーが押し寄せるなど道徳的におかしくなってきていた。
そんな中、パージ反対を堂々と宣言し、支持をうける議員が現れた。だがこの議員の優勢に、危機感を抱いた建国の父たちは、政治家を守るべきパージ中の特権を排除してまでも、議員を殺そうと企む。
こうして今年のパージが始まるのだった。
前作までにまして、グロテスク表現が直接的で、殺人に狂ったシーンが出でくる。
議員を守るというのが本作の主軸ではあるが、アメリカという国の抱える問題が本当に反映されている映画だと思う。
人種差別、貧富の格差、福祉の問題、銃社会の問題など。過度に表現されて入るが、アメリカの問題を凝縮した映画として本当に考えさせられる映画になっている。
もし日本が舞台で自分がパージの中に入ったならば。私はどちら側の立場に立つのだろうか?
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