「オーディション」ネタバレあり
三池崇史監督が2000年に公開した映画である。
まだ今のように世界的にも名前が知られる前の作品であるが、未だに三池崇史監督のナンバーワン作品だという人もおり、海外でも日本ホラーとして評価が高い映画だ。
物語は妻に先立たれた映像制作会社社長が、友達のプロデューサーと映画を作るという名目で嫁探しをする。そこで書類選考から気に入った女性を発見し、実際にオーディションで話してみると、余計に気に入ってしまう。
中年男は自分から彼女に電話をかけ食事をすると、彼女も好印象で相思相愛にみえた2人の関係性だったのだが、旅行へ出かけた先で彼女との性行為へ及ぼうとした矢先、彼女が忽然と姿をけしてしまった。
中年男は友達のプロデューサーから不気味な忠告を受ける。彼女を調べると彼女を知る人物が誰一人として見つからないというのだ。
それでも中年男は彼女を探し求めるのだが、それは地獄の入り口にほかならなかった。
リングなどの日本の幽霊、心霊ホラーとは違う方向で恐怖を示すことが得意に三池崇史監督である。この映画はまさしくその方向性の原点であると思った。
後にアメリカ資本、英語で制作された「ぼっけいきょうてい」ほどではないが、方向性、得体のしれない恐怖は描かれていた。
が、期待したほどの恐怖もなく、特別私としてはそんなに怖いとも不気味とも思わず見られた映画であった。
あるレビューサイトで本当に怖い、という言葉があったので、期待値が上がりすぎたのかもしれない。
でも怖いことに変わりはない。
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