第26号「スターウォーズ」その4
公開当時、まだ特撮技術は未熟だった。
2001年宇宙の旅で、確かにすごい特撮を作成してはいるものの、スターウォーズを制作する際、ジョージ・ルーカスは現存の特撮技術では満足せず、自ら制作会社を設立した。
集めたのは新進気鋭のCM業界の技術者ばかり。
本編の撮影が進む一方で、こちらはワンカットもできないままに、日々を過ごしていた。
当時のことをジョージ・ルーカスは、できたカットのクオリティが低すぎて、すべて破棄せざるおえず、制作体制も大幅に改善させた。
そこからは快進撃。スターウォーズの特撮を見れば分かる通りだ。
これがILMとなり、今のハリウッドを支えている特撮会社である。
テレビでも紹介されたが、そこから独立したのがピクサーである。
スターウォーズがなければ、今の映画業界はないのだ。
次号では、スターウォーズが与えた影響について書きたい。
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