第187「ダークナイト」
「ダークナイト」ネタバレあり
バットマンリブート作品第二弾として制作された本作は、ティム・バートン監督のバットマンのリブートとも言えるが何かをなんと言っても、この映画ジョーカーというキャラクターに尽きる。
主役をバットマンとはしているが、バットマンはあくまでもジョーカーという、現実上の延長線に居る狂気の存在を、観客とともに翻弄される存在としている。
ジャック・ニコルソンを超えるジョーカーはいないと言われたあの役を、超えて、より現実的に狂気を本気で感じるジョーカーにしあがっている。
ご存知の通り、ヒースレジャーはこのあと、すぐに無くなり、伝説となった。
この映画の影響は凄まじく、次作の公開日に銃撃をしてジョーカーだ、と叫ぶ観客が現れる事件が起こるほど、ジョーカーは人々をひきつけた。
この映画にはもう一人、ハービーデントというリアルなヒーローとして検事が出てくる。彼がいるならばバットマンはいらない。ブルースはそう決意するのだが、バットマンの仮面を脱ごうとしたことをジョーカーは許さず、ハービーをトゥーフェイスというモンスターへと変えてしまった。
これはバットマンが敗北する物語。
ダークナイトは汚名をせおおうと戦い続ける。
本当のヒーローが誕生する物語。
バットマンを超え、ヒーロー映画を超えて、1つの映画として、素晴らしい完成度の映画だと思う。
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