第186号「バットマン ビギンズ」
「バットマンビギンズ」ネタバレあり
ティム・バートン監督から始めたバットマンシリーズがMrフリーズの逆襲で一度、終了したことから、5作目の制作は中止され、ワーナーブラザーズはバットマンの誕生物語を映画化する構想を描くが、それも中止となる。
しかしクリストファー・ノーラン監督を迎え、動き出したバットマンのリブートプロジェクトは、ティム・バートン版のバットマンを、より現実に近づけ、ゴッサムシティも、現実の街を使用している。ブルース・ウェインをクリスチャン・ベールが演じている。
物語は屋敷の井戸に落ちたことから、コウモリに激しいトラウマを抱いてしまった幼いブルースは、家族でオペラを見に行った際、コウモリを連想させる演目に恐怖を覚え、両親に帰ることをせがむ。
息子の異変に父は帰ることを決めて劇場から出たとき、強盗に襲われる、両親の命を奪われる。
一人になったブルースは大人になるとたびに出る。何かを探すために。
そしてチベットで投獄され、喧嘩沙汰を起こす中、一人の男と出会う。彼はブルースを山の頂上に住む、黒い同盟に誘うのだった。
ラーズアルグール。黒の同盟のボスと出会ったブルースは戦い方を覚え、ゴッサムに戻り父の会社を受け継ぎ、悪にトラウマを植え付ける正義の象徴が必要だと考える。
これはバットマン誕生の物語。これまでの余裕のあるブルースでも、スマートに戦うバットマンでもない。
泥臭く、闇に隠れて恐怖を植え付ける存在になっている。
超科学でもなく、現実に近い装備になっている。
監督が007好きと合って、雰囲気が似ているのは正直あるものの、これまでに見たことのない、本当のダークナイトの物語が始まった。
が、個人的には私は面白くなかった。いつも眠くなってしまう。あまりにもバットマンがかっこいいのに、あまりにも出てこない。それがなんだかなぁ。
メインヴィランのラールアズグールの組織ももっと007のスペクターのように世界的な組織であるはずなのにスケール感がなく、スケアクロウが初登場とあるのだが、知識のなかった私には、イマイチだった。
地味。とにかく現実に寄りすぎている気がした気がする。
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