第179号「スーパーマン4 最強の敵」
「スーパーマン4最強の敵」
前作の成績不振からスーパーマンの権利をキャノンフィルムズに売ったことにより、チャック・ノリスの映画などで有名なキャノンフィルムズで制作されたシリーズ第四弾。
物語の原案は主演のクリストファー・リーヴ自らが行ったほど、リーヴはこのスーパーマンを絶やしたくなかったのだろうが、これが結果的にリーヴ最後のスーパーマンとなってしまった。
物語は育った農場の売却話、デイリープラネットの買収などクラークの周囲で大きく状況が変化する中、東西冷戦はますます危機感を増し、核戦争の危機が現実のものになりつつあった。
これにスーパーマンは国連総会で演説を行い、核兵器を太陽へ向けて破棄することを提案する。
これに目をつけた脱獄犯のルーサーは、スーパーマンのクローンを作るべく、核兵器の中に手に入れたスーパーマンの髪の毛を忍び込ませる。
やがて世界中の核兵器が太陽へ破棄された後、ルーサーの元にニュークリアーマンが現れ、世界を舞台にスーパーマンとの死闘を繰り広げるのだった。
予算は1作めの三分の一と特撮がとにかくチープだが、物語としては子供の頃から今でも一番好きなストーリーかもしれない。国連総会に乗り込む。核兵器を放棄する。噴火を山の山頂を切り抜いて蓋をする。
一見バカバカしく思えるのだが、コミック原作のスーパーマン。無敵のスーパーマンの強さがここに描かれている。
更には敵のニュークリアーマン。名前の通り、放射能の爪を持ち、スーパーマンの皮膚すら切り裂き、放射能汚染させてしまう。これは映画オリジナルだが、コミックに後に登場しており非常にインパクトのあるキャラクターになっている。
現在のスーパーマンには似合わないが、あの頃の時代にはピッタリの敵であると私は考えている。
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