第178号「スーパーマンⅢ 電子の要塞」
「スーパーマン3 電子の要塞」はっきり言って、これがスーパーマンをだめにしたと私は個人的に思っている。クリストファー・リーヴ主演で世界的にヒットを受けてシリーズ化したスーパーマンは、リチャード・ドナー監督の構想で1.2が制作されたが、2か監督の構想通りに会社は公開してくれず、監督は途中で降板した。
その後2の冒険編まではそれなりに面白かった。
が、3はスーパーマンが主役というより、横領した黒人が主役である。途中で悪のスーパーマンが登場して、戦うなど、現代的な部分もあるのだが、最後、地下で機械の塊と戦うなという、なんとも微妙な展開になっている。実は本作、宇宙を舞台に、ブレイアニックというスーパーマン最大の敵が登場するのだが、これが制作陣に反対され、結果今の3になった。結果としてこれが版権をキャノンフィルムに売却するきっかけとなったのは事実だ。
もしこれが脚本段階の通りに宇宙物になっていたならば、スターウォーズに匹敵するシリーズになっていたと、私は確信している。
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