第177号「スーパーマンⅡ」
《スーパーマンⅡ 概要》
1980年公開のアメリカ映画。
当初、リチャード・ドナーが監督をつとめていたが、制作会社とのトラブルにより、ほぼ撮影が終了したにも関わらず降板してしまっている。
今回はその「リチャード・ドナーカット」についてレビューしたいと思います。
《スーパーマンⅡ 物語》
物語はスーパーマンの続編として色が強くなっている。
レックス・ルーサーの地下基地でクリプトナイトを首からかけられて水の中に落とされたところから物語は始まる。
その危機を救ってくれたのは、ルーサーの秘書に命を救われ、ルーサーが軍部をだまして発射させた核ミサイルを食い止める。
宇宙に放り投げた核ミサイルの影響で宇宙を永遠に漂うはずだった、スーパーマンの父、ジョー・エルの宿敵ゾット将軍と2人の部下が宇宙空間へ解放されてしまう。
3人は地球へやってきて、スーパーマンとの対決、自分たちを牢獄に閉じ込めたジョー・エルへの復讐を息子のスーパーマンへと行うことにして、アメリカ合衆国をその手にするのだった。
《スーパーマンⅡ 感想》
スーパーマンⅡ冒険編を覚えていない私としては、これがスーパーマンの正式な続編と思っている。現に1作目との繋がりが強く、リチャード・ドナーがどんな構想でこの映画を製作したのかがよくわかる作りになっている。
2000年代になって、ようやく監督の意向通りに作られ、公開されたこの作品を1作目と一緒に見ると、さらに重しろくみることができる。
ちなみに後に制作された「マン・オブ・スティール」はこの構想を1つにまとめたような映画の作りになっている。
監督の構想を会社側が潰す。よくある話だが、こうした名作を潰してしまうのもまた、ハイウッドの悪いところでもあると個人的には思う。
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