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さて、本日の映画レビューは、嘘から出た真。
ロバート・ロドリゲス監督の新しい代表作!
第153号「マチェーテ」
《マチェーテ 概要》
時は2010年、ナタリー・ポートマンが「ブラック・スワン」でアカデミー主演女優賞を受賞したこの年に、とんでもない映画は誕生した。
元々はデスペラード撮影時から企画としてはあったそうなのだが、実現しなかった。
そんなときにグラインドハウス企画で、本編の間に入れる偽予告編が制作され、それが本当に映画化されたのだ。
《マチェーテ 物語》
メキシコの連邦捜査官、ダニー・トレホ演じるマチェーテは、大きなナタマチェーテを愛用する凄腕の捜査官だった。
ある日、スティーブン・セガール演じるメキシコの麻薬王トーレスに捕まった女性を救うべく、トーレスの本拠地へ乗り込む。そこでいきなり相棒を失ったマチェーテは、ナタ1本でトーレスの部下をことごとく蹴散らし、裸の女を救出するのだった。
だが女はトーレスの部下であり、利用し終えた女をトーレスは撃ち殺す。更にマチェーテの妻の首をはね、娘の死をも口にした。絶望に打ちひしがれたマチェーテ。
それからしばらくして、メキシコの国境付近、移民として密入国したメキシコの若い夫婦が、自警団を名乗るグループに狩りのターゲットにされる。その自警団の中には、ロバート・デ・ニーロ演じるマクラフリン上院議員の姿もあり、彼は妊婦を銃殺した。
そしてテキサスの市民に訴える。高圧電線を国境に貼る巡らせ、鉄の壁を作るべきだと。
テキサスのある町でタコスを売りながらメキシコの移民を支援する組織のリーダーをつとめるミシェル・ロドリゲス演じるルースはの元に、トーレスに殺されたと思っていたマチェーテが現れる。そこで仕事を求める彼に目をつけたのは、マクラフリンの側近ブースだった。
ブースはマチェーテに議員の暗殺を依頼。その報酬として多額の金を渡す。
マチェーテはそれをルースに渡し、移民支援の足しにするように言い渡した。
そして暗殺当日、スコープを覗くマチェーテの目には、もう1人の狙撃手の姿があり、彼は撃たれてしまう。
そして議員は脚を撃たれ負傷、それが議員の支持率を大きく引き上げるのだった。
ブースの狙いは議員の支持率アップだったのだ。
マチェーテはそれに利用され、追われる立場となる。そしてマチェーテを追う捜査官の中にジェシカ・アルバ演じるサルタナ捜査官の姿もあった。
こちらの予告は「グラインドハウス」という映画内に入れられたフェイク予告。本編と違う部分がありますが、すでに枠組みは固まっていたようですね、この頃には。
ーマチェーテ ネタバレー(ドラッグして見てね)
移民を取り締まるサルタナ捜査官は、マチェーテをルースがかくまった事を知り、ルースの家へ向かうも、ブースの手下が家を爆破して、サルタナにマチェーテは救われる。
この失敗に怒り心頭のブースは、メキシコのトーレスと連絡を取る。トーレスとブースはつながっており、更に国境を護衛する自警団のリーダードン、ジョンソン演じるヴォンの3人は議員を利用して移民ビジネスを成功させようと企んでいたのだ。
しかしマチェーテが入手した企みが世間に露見すると、議員は逃亡中にブースを殺害、自警団のアジトへと向かう。
同じくトーレスもアメリカへ入り、自警団のアジトへと向かうのだった。
この動きにメキシコ移民たちのネットワークで議員の居場所を察知したマチェーテと移民組織は、改造した車やバイクとアジトへ突入、派手に激闘を繰り広げる。
そして宿敵トーレスと対峙したマチェーテは、トーレスへの復讐を果たすと、1人バイクで旅立つ。
だがそこへサルタナがやって来て、2人はキスをする。そのままバイクは走り去るのだった。
《マチェーテ 感想》
エロス、バイオレンス、ど派手なアクション。豪華出演者。
ハリウッドでここまでの豪華メンバーをそろえるのは凄い。だが無駄に凄すぎる!
正直、馬鹿馬鹿しい。だがロバート・ロドリゲス監督の味が凄まじく出ている。特にダニー・トレホが従兄弟であり、長年、ロドリゲス映画を支えてきた俳優だけあって、その特徴をよく知っているし、ダニー・トレホの撮り方を監督が心得ている。
楽しく映画を撮影しているのがすごく伝わる映画だった。
移民問題を盛り込んだ政治的なメッセージもあるとされる映画だが、そんなメッセージを抜きにしても、ただ楽しむ映画としても最高に楽しい映画だった。
ストレス発散にオススメ映画だ。
本日の映画レビューは以上。
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