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さて、本日の映画レビューは、実写版パトレイバーも最後の第七章となります。
第147号「NEXTGENERATIONパトレイバー第七章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 概要》
2015年1月公開。
エピソード12監督:押井守
《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 物語》
「プレイバック!特車二課 存亡の危機」
いわゆる総集編である。ナレーションを勤めるのは、本シリーズでシゲさん役を演じた「千葉繁」である。
声優としての力量がずば抜けていることと、本シリーズを通して、演技力も素晴らしいことにファンは圧倒されてきた。その声優としての面が強く出ているのがこの総集編である。
シリーズを通しての大まかな内容と、特車二課が置かれた現実を、千葉さん独特の口調で語っているのは、総集編に飽きてしまう筆者としても、すごく楽しめるものに仕上がっていた。
「エピソード12」
このエピソード12を含め、そもそもこの特車二課が何故、今でも存続しているのかという根本を明らかにするのがこのエピソードの役割である。
そもそも特車二課は時代遅れのレイバーを保有し、警備部内でも赤字を出すお荷物部署であるにも関わらず、未だに存続していることが奇跡なのだ。
それもこれもすべてを仕組んだのは、先代の隊長後藤であった。
始まりはアニメ版映画第二弾に始まる。
その概要も本エピソードの冒頭で説明されている。
物語としては柘植行人という、警視庁にレイバー部隊を創設した功労者が、アジアの紛争地でレイバーに搭乗中、射撃許可を求めるも、上層部は射撃許可を下さず、部下を目の前で失う悲劇から幕が開く。
帰国した柘植は、自衛隊、警察内部にシンパを抱え、その人物達と首都制圧という幻のクーデター事件を起こす。
事件は教え子で男女関係にあった当時特車一課の隊長だった南雲しのぶが逮捕するという顛末を迎え、その後、南雲は姿を消し、後藤もいなくなった。
ただ警察内部に大きな遺産を残し、特車二課の取りつぶしが行われた時に、その遺産が爆発するように仕組んで。
その事を知る後藤田隊長は、先代の隊長であり大学の先輩でもあった後藤が残した遺産と柘植の正義というものを確かめに、厳重に投獄されている柘植本人へ面会しにいくのだった。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第七章 感想》
前半のエピソードはまさしく、エピソード0と同じく千葉繁さんを楽しむ話である。
また長いシリーズだったこともあって、シリーズ全般をおさらいする意味もあったと思っている。
後半のエピソードに関しては、後に公開される長編映画へのプロローグであり、アニメ版映画第二弾の後日談という位置づけの重要な話になっている。
また今回のシリーズで出てこないと思っていたアニメ版の重要キャラクター、南雲しのぶが確かに出てきている。そしてあの東京を巻き込んだ幻のクーデターを仕組み、日本の根幹を揺るがした柘植も出てくる。
ファンとしてはここからが押井守総監督の見せ場だと思うはずだ。
次回は長編映画のレビューをします。お楽しみに。
本日の映画レビューは以上。
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