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さて、本日は前号に引き続き、シリーズ第三章のこちら。
第143号「NEXTGENERATIONパトレイバー第三章」
《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 概要》
2014年7月公開の第三章。
エピソードでいうと4と5になる。
本作では前作以上のアクションと押井守総監督の特撮映画への愛が感じられるエピソードが揃っている。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 物語》
「エピソード4」
特車ニ課の主な食料供給は、近くにあるコンビニ一軒と、アニメ時代から登場する上海亭の2つだけである。
あとは菜園と釣った魚だけ。
その食料源のコンビニで事件は発生する。
泉野明が塩原に半ば強引に買い出しへ行かされる。
するとそこへ来店した全国指名手配テロリスト蜂野一郎と猿渡八郎が明に気づき、アサルトライフルで彼女のスクーターを狙撃、そこに居合わせた客を人質にする。
さらには車に載せていた機関銃、爆弾までもコンビニに設置、要塞と化してしまう。
明の戻ってこないことを苛立ち迎えに行く塩原もまた、人質となる。
それを変に思ったロシアからの出向隊員カーシャは、コンビニを遠くから探索、人質事件が発生したことを特車ニ課へ知らせるのだった。
パトレイバーを発進させ、囮として、カーシャが本国から持ち込んだAKアサルトライフルで潜入する作戦をたて、それは実行されるのだが。
「エピソード5」
熱海の海で急激な漁獲高低下を受け、市長によって雇われた海洋学者七海は、海底に潜む何かについて市長に対してさらなる調査を依頼する。
そんな中、前々から起こっていたサーファー失踪事件。それとの関連性を七海が訴えた矢先、100人からのサーファーが失踪してしまう。
事件解決の糸口がないまま、夜の街を彷徨う七海は、スナックで偶然にも大学の先輩、後藤田と遭遇する。
特車ニ課は熱海に慰安旅行に来ていたのだ。
そして酔った一行が海に向かうと、そこから巨大な生物の頭らしきものが浮上。
市長は特市車ニ課と七海を含めた対策会議を招集するも、特撮映画マニアたちはただ往年の映画「ガッパー」や「ゴジラ」の話で盛り上がるだけだった。
特車ニ課は、いっこうに現れない謎の生命体をまつ無駄な時間の中で、野次馬と喧嘩になり、観光客をこの騒ぎでひきつけたい市長は、リゾートホテルに特車ニ課の面々を軟禁した。
しかし現れない巨大生物にかまっている暇わなく、帰ろうとした時、またしても巨大生物はあらはれ、特車ニ課は熱海に帰ろうとするもまた沈み、東京へ向かうとまた現れ、それを7回繰り返した。
対策会議は最後の作戦として、美女を風呂に入れる。そうすれば怪獣は現れるとヤケクソになり、そこにいる女性陣を露天風呂へ入浴させるのだった。
《NEXTGENERATIONパトレイバー第三章 感想》
第二章よりは面白い展開になってきた。
そして押井守総監督の特撮映画がついにおめみえである。
この「大怪獣現る」は、前編、後編に別れており、次回が後編になっている。
しかしながら著作権の問題か、押井守総監督の意図なのか、ガッパーのセリフにはピーが入っており、ピーピーなりっぱなしである。
またキャラクターたちに押井守総監督の趣味が反映されているのだろう、会話の端々にマニア心をくすぐるセリフが盛り沢山だ。
また怪獣に焦点を当てる一方で熱海の観光全盛期の歴史や現状を語るシーンが多々もりこまれ、これもまた押井守総監督らしさが溢れている。
コンビニ事件ではお笑いを交えながら、銃器に対するこだわりや、アクションシーンへのこだわりが出ていて、面白く見られた。
コンビニへの愛もうかがえ、例えば銃撃戦で破壊される商品の詳細が表示されるのは面白かった。
だんだんエンジンがかかってきたのか、この辺から観客を離さない仕掛けが多くなってきている。
今日の映画レビューは以上。
明日は第四章、大怪獣後編である。
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