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映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』レビュー:混沌の中に見つける人生の意味
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、2022年に公開されたダニエルズ(ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)監督による奇想天外なマルチバース映画です。この映画はアカデミー賞で主要部門を席巻し、大きな話題を呼びました。ジャンルの枠を超えたストーリーテリングと深い感情の描写が融合した本作は、観客に笑いと涙、そして驚きの体験をもたらします。
ストーリーの概要
物語の主人公は、移民としてアメリカに渡り、コインランドリーを経営するエヴリン(ミシェル・ヨー)。日々の忙しさや税務調査、家族との摩擦に追われる彼女は、人生に行き詰まりを感じています。しかし、ある日、夫のウェイモンド(キー・ホイ・クァン)が突如「別の宇宙」からのメッセージを伝え、エヴリンがマルチバースの運命を握る唯一の存在だと告げます。
エヴリンは、無数の並行世界の自分とつながり、カンフーマスターやシェフ、オペラ歌手など、さまざまな人生の可能性を体験します。その過程で彼女は、破壊を目論む強大な敵ジョブ・トゥパキ(ステファニー・スー)に立ち向かいながら、自分の人生や家族との関係について深く向き合うことになります。
見どころ
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圧倒的なビジュアルとユニークな世界観
映画全体を通じて、目まぐるしい展開と大胆なビジュアルが観客を引き込みます。マルチバースの表現は極めてユニークで、たとえばホットドッグの指を持つ人々の世界や、石だけが存在する無言の宇宙など、創造性に満ちています。 -
ミシェル・ヨーの圧巻の演技
本作の心臓ともいえるミシェル・ヨーの演技は圧倒的です。彼女は一人の女性としての葛藤、母としての愛情、そしてヒーローとしての強さを見事に演じ分けています。 -
感情を揺さぶる家族ドラマ
マルチバースのカオスの中で描かれるエヴリンと娘ジョイ、夫ウェイモンドとの関係が本作の核心です。特に、母と娘の絆や断絶、そして和解が胸に迫ります。ジョイが演じる敵役でありながら傷ついた若者の姿は、多くの人が共感できるはずです。 -
ジャンルを超えた物語
本作はアクション、コメディ、SF、ドラマ、哲学と多様なジャンルを巧みに融合させています。シリアスなテーマの合間に笑いを誘う場面も多く、観る者を飽きさせません。
メッセージ
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、混沌とした現実や無限の可能性の中で、どの瞬間を「生きるか」を問いかけます。「どの宇宙であろうと、目の前の愛やつながりこそが最も大切だ」という普遍的なメッセージが、観終わった後に深い余韻を残します。
感想と評価
本作は、あらゆる映画ファンにとって「見逃せない」作品です。圧倒的な映像美と演技、そして感情の波に満ちたストーリーが、観客を心の旅へといざないます。一見するとマルチバースという複雑なテーマですが、実際には非常に人間的で普遍的な物語が展開される点も魅力です。
総合評価:★★★★★(5/5)
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、映画の可能性を拡張する傑作であり、現代社会に生きる私たちに、愛とつながりの力を再認識させてくれる作品です。ぜひ、このカオスと感動の旅に飛び込んでみてください!
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