前々回のブログ 映画おすすめ スノーマン
前回のブログ 映画おすすめ キール運河の開通 1895年
子供は生きようとした
「子宮に沈める」
由希子は二人の子供の面倒を見る、よくできた母親だった。
娘の幸、まだ言葉もしゃべれない蒼空を、夫のいない時間、毎日面倒見て、食事を作り、掃除、洗濯、家事をこなしていた。
ところが夫は家にあまり帰ってこなかった。
夫との間はすでに冷え切っており、由希子は愛していたが、夫はそんな由希子の異常ともいえる愛情を冷たくあしらっていた。
結果は見えていた。
二人は離婚し、シングルマザーとなった由希子は、これまで通りに良き母親であろうとこれまでと変わらない生活を続けようとした。
しかしゴミが家にたまりはじめ、かたずけもしなくなり、昼と夜の仕事を掛け持ちするうちに、夜の仕事で新しい男を見つけては、家へ連れてくるようになっていた。
だんだん、母親に相手にされていないことに気付き始めた幸は、母親を必死に求めるようになるが、由希子はそんな幸を毛嫌いするようになっていく。
ある日、由希子は幸にお昼ごはん、何がいい、と聞いてきた。
幸はオムライスが好きだのでそう答えたが、由希子はチャーハンでいいよね、というと幸は母親の作るごはんが嬉しかったのか、笑顔で頷く。
出来上がったのは、山盛りのチャーハンであり、それをためる幸を由希子はタバコを吸いながら黙って見つめていた。
そして仕事に行くからね、と言い聞かせ、由希子は家を出ていくのだった。
幸は蒼空の面倒を見ながら、母が帰ってくるのを待っていたのだが、いつまでたっても帰ってこない。
しかもおしっこがしたくなり、リビングのドアを開けようとするも、扉はガムテープで閉じられていた。
窓も同じくガムテープで閉じられ、完全に閉じ込められていたのである。
それでも幸は冷蔵庫の中をあさり、残ったチャーハンを食べながら、弟のミルクを作って与えながら母親の帰りを待つのだった。
しかしある日から弟は動かなくなるのであった。
現代社会に大きくそびえる社会問題。
貧困と育児放棄が大きなテーマとなった映画である。
本作はモデルになった事件があり、同じく二人の子供が餓死している大阪の事件である。
だがこの映画はどこまでそれをモデルにしたのかは分からないが、最後の方は見ていられないほど、凄惨なものである。
ホラー映画というわけでもない。
恐い描写は一つもないのだ。
ただ母親という子供を安全に安心させ、絶対的に守る存在が、全てを捨ててしまった物語であり、頼ることが当たり前の母親、絶対にいるはずの母親がいなくなった子供が餓死していく物語。
これは人間の本能的に嫌悪感を抱くものなのだろう。
安全、安心だと思い込んでいることが、実はそうではなく、簡単に壊れるものだと映画は語っている。
きっとこの映画のように、壊れている家庭はいくつもあり、貧困、育児放棄がこの日本でも、増えているはずである。
この映画を観て、どうにかしたいと思っても、何もできない無力な自分がそこにはいる。
この映画を通して現実を突きつけられても、身動きすらできない自分がいるのである。
何とかしなければならない。
映画のモデルとなった事件が起こらないように。
前回のブログ 映画おすすめ キール運河の開通 1895年
子供は生きようとした
「子宮に沈める」

評価:★4,4
・映画おすすめ 物語
由希子は二人の子供の面倒を見る、よくできた母親だった。
娘の幸、まだ言葉もしゃべれない蒼空を、夫のいない時間、毎日面倒見て、食事を作り、掃除、洗濯、家事をこなしていた。
ところが夫は家にあまり帰ってこなかった。
夫との間はすでに冷え切っており、由希子は愛していたが、夫はそんな由希子の異常ともいえる愛情を冷たくあしらっていた。
結果は見えていた。
二人は離婚し、シングルマザーとなった由希子は、これまで通りに良き母親であろうとこれまでと変わらない生活を続けようとした。
しかしゴミが家にたまりはじめ、かたずけもしなくなり、昼と夜の仕事を掛け持ちするうちに、夜の仕事で新しい男を見つけては、家へ連れてくるようになっていた。
だんだん、母親に相手にされていないことに気付き始めた幸は、母親を必死に求めるようになるが、由希子はそんな幸を毛嫌いするようになっていく。
ある日、由希子は幸にお昼ごはん、何がいい、と聞いてきた。
幸はオムライスが好きだのでそう答えたが、由希子はチャーハンでいいよね、というと幸は母親の作るごはんが嬉しかったのか、笑顔で頷く。
出来上がったのは、山盛りのチャーハンであり、それをためる幸を由希子はタバコを吸いながら黙って見つめていた。
そして仕事に行くからね、と言い聞かせ、由希子は家を出ていくのだった。
幸は蒼空の面倒を見ながら、母が帰ってくるのを待っていたのだが、いつまでたっても帰ってこない。
しかもおしっこがしたくなり、リビングのドアを開けようとするも、扉はガムテープで閉じられていた。
窓も同じくガムテープで閉じられ、完全に閉じ込められていたのである。
それでも幸は冷蔵庫の中をあさり、残ったチャーハンを食べながら、弟のミルクを作って与えながら母親の帰りを待つのだった。
しかしある日から弟は動かなくなるのであった。
・映画おすすめ 感想
現代社会に大きくそびえる社会問題。
貧困と育児放棄が大きなテーマとなった映画である。
本作はモデルになった事件があり、同じく二人の子供が餓死している大阪の事件である。
だがこの映画はどこまでそれをモデルにしたのかは分からないが、最後の方は見ていられないほど、凄惨なものである。
ホラー映画というわけでもない。
恐い描写は一つもないのだ。
ただ母親という子供を安全に安心させ、絶対的に守る存在が、全てを捨ててしまった物語であり、頼ることが当たり前の母親、絶対にいるはずの母親がいなくなった子供が餓死していく物語。
これは人間の本能的に嫌悪感を抱くものなのだろう。
安全、安心だと思い込んでいることが、実はそうではなく、簡単に壊れるものだと映画は語っている。
きっとこの映画のように、壊れている家庭はいくつもあり、貧困、育児放棄がこの日本でも、増えているはずである。
この映画を観て、どうにかしたいと思っても、何もできない無力な自分がそこにはいる。
この映画を通して現実を突きつけられても、身動きすらできない自分がいるのである。
何とかしなければならない。
映画のモデルとなった事件が起こらないように。
監督
緒方貴臣
脚本
緒方貴臣
出演者
伊澤恵美子
土屋希乃
土屋瑛輝

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