前々回のブログ 映画おすすめ ブラックアウト:記憶の彼方
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世捨て人の老人と青年との交流
「ハリガン氏の電話」
幼い日にクレイグは母を亡くした。
その葬儀に小さい町に引っ越してきた、人を寄せ付けない大富豪のハリガン氏が参列した。
なぜかハリガン氏はクレイグを気に入り、週に三日、本を読み聞かせに来てほしいという。
しかも5ドルの報酬まで出すと言ってきた。
母のいない寂しさから、クレイグはその依頼を受けることにし、小さいながら屋敷で使用人を使って一人、孤独に暮らすハリガン氏に、本を読み聞かせていた。
こうして長いハリガン氏との付き合いが始まる。
大人になるにつれ、様々なことが起こるクレイグはしかし、決まった日にはハリガン氏のところへ行って読み聞かせをした。
ある日、ハリガン氏はなぜ来るのか、と問いかける。
とっさの問いにクレイグは楽しいからと答えた。
さらに巷ではやり始めたスマートフォンを手に入れたクレイグは、ハリガン氏にもスマートフォンをプレゼントする。
機械に使われるのは嫌だ、と最初は拒んでいたが、次第に経済情報を素早く入手できるスマートフォンの魅力に魅入られたハリガン氏は、いずれ人はこの機械から離れられなくなり、広告業界、国の重要時をリークする者もあらわれる、とその後のネット界隈の事件や展開を言い当てるのだった。
だがそんな付き合いもある日、突然、終わりを告げる。
ハリガン氏が亡くなったのである。
とっさのことでハリガン氏のスマートフォンを持ってきてしまったことに気付き、葬儀の時にそっとハリガン氏のスーツにスマートフォンを戻す。
すると亡くなったはずのハリガン氏から、メッセージの返信が来るのであった。
さらに学校で退学になったとのクレイグのせいだと思い込んだ男に殴られ、その愚痴をハリガン氏に電話すると、次の日にその男は死亡していた。
こうして不思議なやり取りが始まるのだった。
老人と少年の交流。
老人の少年の交流を描いた作品はいくつもある。
老人が世捨て人でその心を少年が開いていく、というのがお決まりのパターンなのだが、本作ではそこに心霊物の要素とさらにスマートフォンやインターネットへの警鐘も入れている。
この物語の中ではiPhoneが発売されたばかりの時代からスマートフォンが瞬く間に広がる世界が描かれており、堅物で新聞しか読まないハリガンという、頑固を形にした登場人物ですら、夢中にさせてしまうものとして描かれている。
今の世界はこの映画のようになってしまっている。
それこそ幽霊までもスマートフォンに夢中になるくらいの世界に変化してしまった。
それがよいことなのか悪いことなのか分からないが、主人公は結局、スマートフォンから離れられない人生を送ることになる。
きっと映画を作った制作陣は、今の現状を幽霊すらも魅了するスマートフォンの魔力と危険性を描きたかったのではないだろうか?
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世捨て人の老人と青年との交流
「ハリガン氏の電話」
評価:★4,2
・映画おすすめ 物語
幼い日にクレイグは母を亡くした。
その葬儀に小さい町に引っ越してきた、人を寄せ付けない大富豪のハリガン氏が参列した。
なぜかハリガン氏はクレイグを気に入り、週に三日、本を読み聞かせに来てほしいという。
しかも5ドルの報酬まで出すと言ってきた。
母のいない寂しさから、クレイグはその依頼を受けることにし、小さいながら屋敷で使用人を使って一人、孤独に暮らすハリガン氏に、本を読み聞かせていた。
こうして長いハリガン氏との付き合いが始まる。
大人になるにつれ、様々なことが起こるクレイグはしかし、決まった日にはハリガン氏のところへ行って読み聞かせをした。
ある日、ハリガン氏はなぜ来るのか、と問いかける。
とっさの問いにクレイグは楽しいからと答えた。
さらに巷ではやり始めたスマートフォンを手に入れたクレイグは、ハリガン氏にもスマートフォンをプレゼントする。
機械に使われるのは嫌だ、と最初は拒んでいたが、次第に経済情報を素早く入手できるスマートフォンの魅力に魅入られたハリガン氏は、いずれ人はこの機械から離れられなくなり、広告業界、国の重要時をリークする者もあらわれる、とその後のネット界隈の事件や展開を言い当てるのだった。
だがそんな付き合いもある日、突然、終わりを告げる。
ハリガン氏が亡くなったのである。
とっさのことでハリガン氏のスマートフォンを持ってきてしまったことに気付き、葬儀の時にそっとハリガン氏のスーツにスマートフォンを戻す。
すると亡くなったはずのハリガン氏から、メッセージの返信が来るのであった。
さらに学校で退学になったとのクレイグのせいだと思い込んだ男に殴られ、その愚痴をハリガン氏に電話すると、次の日にその男は死亡していた。
こうして不思議なやり取りが始まるのだった。
・映画おすすめ 感想
老人と少年の交流。
老人の少年の交流を描いた作品はいくつもある。
老人が世捨て人でその心を少年が開いていく、というのがお決まりのパターンなのだが、本作ではそこに心霊物の要素とさらにスマートフォンやインターネットへの警鐘も入れている。
この物語の中ではiPhoneが発売されたばかりの時代からスマートフォンが瞬く間に広がる世界が描かれており、堅物で新聞しか読まないハリガンという、頑固を形にした登場人物ですら、夢中にさせてしまうものとして描かれている。
今の世界はこの映画のようになってしまっている。
それこそ幽霊までもスマートフォンに夢中になるくらいの世界に変化してしまった。
それがよいことなのか悪いことなのか分からないが、主人公は結局、スマートフォンから離れられない人生を送ることになる。
きっと映画を作った制作陣は、今の現状を幽霊すらも魅了するスマートフォンの魔力と危険性を描きたかったのではないだろうか?
監督
ジョン・リー・ハンコック
脚本
ジョン・リー・ハンコック
出演者
ジェイデン・マーテル(ジェイデン・リーバハー)
ドナルド・サザーランド
ジョー・ティペット
カービー・ハウウェル・バプティスト
サイラス・アーノルド
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