映画おすすめ そしてバーバラとアランは出会った|映画レビューズ
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映画おすすめ そしてバーバラとアランは出会った
前々回のブログ 映画おすすめ アテナ

前回のブログ 映画おすすめ ル デジュネ ドゥ シャ 1895年

イギリス全土を巻き込んだ抗議活動はこの二人から始まった

「そしてバーバラとアランは出会った」

評価:★4,3

・映画おすすめ 物語


90年代の始め、あるバーでコメディアンを生業としていたバーバラは、同じく音楽とコメディをミックスしたステージを行うアランと出会う。

バーバラは立てるが車いすが手放せない障害者。

アランは足と右手に障害を持っていた。

友達も障害者が多い二人。

バーで出会った二人は自然と恋をして、アランが仕事をクビになり、住むところがないことから、バーバラの家に転がり込んだことから、時々、仲間を集めてパーティを開くようになっていた。

ある日、長時間のチャリティー番組を見てパーティーを開いていた面々。

するとバーバラがテレビを消してしまう。

チャリティー番組を嫌っていたのである。

そこでバーバラとアランはテレソン番組反対を呼びかけるため、抗議活動を開始した。

手始めにバーバラはテレビ番組に出演し、テレソンの無意味さ、実際に障害者の生活が改善されていたいことを訴える。

それからイギリス中を回り、バスに手錠をかけて、バスに車いすの人が乗れないことへの抗議も始めるのだった。

次第に抗議活動の規模は大きくなっていくにつれ、アランはプレッシャーに押しつぶされていくのだった。

さらにバーバラの妊娠も分かり、二人は子供を育てる決意をする。



・映画おすすめ 感想


ドキュメンタリーとフィクションを合わせた映画。

本作は事実を基にした映画であり、ドキュメンタリーの側面もあるので、どこまでが事実かは、本人たちしか分からないが、90年代、イギリスで実際に障害者へ対する平等法案を議会で可決した経緯は本当であり、その功績は、アランとバーバラの功績が大きいのは、事実だ。

当時、障害者の住宅があっても、職がなければ住宅に入れない。

慈悲はいらない、同じ権利が欲しい、と二人は世間に訴えた。

これはイギリス中を動かし、多くの障害者が抗議活動へ参加、警察と幾度もぶつかり、逮捕者も出ていた。

それでも慈悲はいらない、同じ権利を、という信念は変わらず、抗議活動をつづけた。

本作を見ていると、障害者であるアランとバーバラがパンクに見えてくる。

実際に体制側を動かしたのだから、パンクであることは事実だ。

しかし法案が可決されてからも、状況が変わることはなく、2000年代に入り法改正が行われ、少しずつだがイギリスは変わり始めているのである。

日本は果たしてどうなのだろうか?



監督
ブルース・グッディソン
アミット・シャルマ
脚本
ジャック・ソーン
ジェネビーブ・バー
主な出演者
ルース・マデリー 
アーサー・ヒューズ
マット・フレイザー
ヴィヴィアン・ソアン 
シュレヤ・パテル
マニー・アーメド 
Reece Pantry


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