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全てが真実の物語
「トゥルーノース」
ある男が人々の前で語りだしたのは、朝鮮民主主義共和国、通称、北朝鮮の真実の姿であった。
日本から移住計画で平壌に移住したパク一家は、厳格な父と優しい母親、元気なヨハン少年と妹妹の四人暮らしであった。
ヨハンは知らなかったが父は脱北を考えており、仲間を集めていた。
そしてある日、父は帰ってこなくなった。
政治犯の家族となったヨハンと母、妹の三人は、家の中を家宅捜索された挙句、荷物をまとめてトラックに乗せられるのだった。
どこへ連れていかれるかもわからないまま、他の人々と連れてこられたのは、門の内側に死ぬ寸前まで追い込まれた人々が生活する、強制労働区域だった。
狭い土がむき出しの家を与えられ、次の日からそれぞれの役割が与えられ、女は畑仕事や内職を行い、ヨハンは男であるから石炭掘りをする作業を子供でもさせられた。
食料も満足に与えられず、周囲では餓死寸前の人々、逃げ出せば銃殺される。
そんな環境でヨハンは母親を銃殺刑にされたインスを母親が引き取り、四人での生活を八年続け、ヨハンとインスは立派に成長していた。
だがヨハンは次第に体制側へとついて、違反したものを告発する側へと回るのだった。
そのことで食糧は普通の人よりももらえるようになっていたが、母と妹は仲間を売り渡すヨハンの行為を許すことができなかった。
そんな中、事件が起こる。
ヨハンに密告され夫を失った老婆がヨハンの母親を刺したのである。
母親の死を受け入れられないヨハンは、半分死人のようになり、密告者としての役目もできなくなり、体制側から弾かれ、一人になる。
それでも生きなければならない、そう悟った矢先、今度は妹が監視役の男に強姦されてしまうのだった。
これに起こったインスは監視役の男を襲った罪で、地下牢獄へ連れていかれるのであった。
そして妹の妊娠が発覚する。
分かってはいた。
北朝鮮がどんなに理不尽で、人を人とも思わない人権を無視したやり方をしているのは、分かってはいたものの、こうやって突きつけられると、あまりの悲惨さに言葉を失ってしまう。
本作の監督は、脱北者に10年間も熱心にインタビューを行い、名前を出せない人もいるのか、本作を完成させた。
これは本当にあったこと。
けして嘘ではない。
今も尚、続けられていることだと考えると、何とかしたいと思う。
だが国の壁は大きく、何かをしようとしても、結局はなにもできない自分がいることに立ち戻る。
せめてこの映画を知らない人たちへ送り届けたい、真実を知ってほしい。
それだけが唯一の願いである。
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全てが真実の物語
「トゥルーノース」
評価:★4.5
・映画おすすめ 物語
ある男が人々の前で語りだしたのは、朝鮮民主主義共和国、通称、北朝鮮の真実の姿であった。
日本から移住計画で平壌に移住したパク一家は、厳格な父と優しい母親、元気なヨハン少年と妹妹の四人暮らしであった。
ヨハンは知らなかったが父は脱北を考えており、仲間を集めていた。
そしてある日、父は帰ってこなくなった。
政治犯の家族となったヨハンと母、妹の三人は、家の中を家宅捜索された挙句、荷物をまとめてトラックに乗せられるのだった。
どこへ連れていかれるかもわからないまま、他の人々と連れてこられたのは、門の内側に死ぬ寸前まで追い込まれた人々が生活する、強制労働区域だった。
狭い土がむき出しの家を与えられ、次の日からそれぞれの役割が与えられ、女は畑仕事や内職を行い、ヨハンは男であるから石炭掘りをする作業を子供でもさせられた。
食料も満足に与えられず、周囲では餓死寸前の人々、逃げ出せば銃殺される。
そんな環境でヨハンは母親を銃殺刑にされたインスを母親が引き取り、四人での生活を八年続け、ヨハンとインスは立派に成長していた。
だがヨハンは次第に体制側へとついて、違反したものを告発する側へと回るのだった。
そのことで食糧は普通の人よりももらえるようになっていたが、母と妹は仲間を売り渡すヨハンの行為を許すことができなかった。
そんな中、事件が起こる。
ヨハンに密告され夫を失った老婆がヨハンの母親を刺したのである。
母親の死を受け入れられないヨハンは、半分死人のようになり、密告者としての役目もできなくなり、体制側から弾かれ、一人になる。
それでも生きなければならない、そう悟った矢先、今度は妹が監視役の男に強姦されてしまうのだった。
これに起こったインスは監視役の男を襲った罪で、地下牢獄へ連れていかれるのであった。
そして妹の妊娠が発覚する。
・映画おすすめ 感想
分かってはいた。
北朝鮮がどんなに理不尽で、人を人とも思わない人権を無視したやり方をしているのは、分かってはいたものの、こうやって突きつけられると、あまりの悲惨さに言葉を失ってしまう。
本作の監督は、脱北者に10年間も熱心にインタビューを行い、名前を出せない人もいるのか、本作を完成させた。
これは本当にあったこと。
けして嘘ではない。
今も尚、続けられていることだと考えると、何とかしたいと思う。
だが国の壁は大きく、何かをしようとしても、結局はなにもできない自分がいることに立ち戻る。
せめてこの映画を知らない人たちへ送り届けたい、真実を知ってほしい。
それだけが唯一の願いである。
監督 清水ハン栄治
脚本 清水ハン栄治
音楽 マシュー・ワイルダー
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