映画おすすめ クワイエット・プレイス|映画レビューズ
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映画おすすめ クワイエット・プレイス
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続編:映画おすすめ クワイエット・プレイス 破られた沈黙

音を立てたら襲ってくる

「クワイエット・プレイス」

評価:★4,3

・映画おすすめ 物語


アボット家にはまだ幼い次男がいた。

音に敏感な奴らに地球が侵略されてから、アボット家は、長女が耳が聞こえなかったことから、手話ができ、音を立てない工夫をしながら、広い農場で暮らしていた。

ある日、食料を調達に出かけた一家は、帰り道、おもちゃに電池を入れて音を出してしまった次男を失った。

だが日常は待ってはくれなかった。

妻のイヴリンには新しい命が宿り、もうすぐ生まれる日が近づいていた。

一家は家の軋み音がならない場所に印をつけたり、裸足で歩いたり、歩く場所には砂を巻くなどして、音をたてない生活をずっと続け、生きてきた。

もちろん会話もなく、手話で互いに意思疎通をしていた。

夫のリーは長女のリーガンに補聴器を作っていた。

いつも失敗ばかりで、リーガンは父にうんざりしていた。

長男のマーカスは父に狩りや食料調達に連れていかれるのを、うんざりしながら生きたくないと言っても、いずれ年老いていく自分たちの代わりに、食料調達を覚えてもらいたい両親は、マーカスにいろいろと教えていた。

それをリーガンは不満に思い、自分も食料調達に行きたい、とリーに言うが、母親を手伝え、とリーに言われてしまう。

リーガン誰もいない間に荷物をまとめ、次男が最後に連れ去られた場所、質素な墓を建てている場所へ家出するのであった。

リーとマーカスは水辺、滝の近くなら声を出しても奴らにバレない、と知り久しぶりに会話を楽しんでいた。

そのころ、イヴリンが破水してしまい、急ぎ、地下室の音が漏れない場所へ向かおうとするが、階段から出た釘で足を刺してしまい、持っていた写真立てを落としたことで、奴らに気付かれ、急ぎ母屋の浴室へ逃げ込むのであった。

食料調達から変えたリーとマーカスは、あらかじめ決めていた危険信号のライティングを見て、何かあったことに気付き、リーはマーカスに花火で奴らをおびき寄せるように言い、自分はライフルを持ち、母屋へ向かうのであった。

花火が上がったことで一時的に奴らはいなくなったが、その花火で墓にいたリーガンも異変に気付き、急ぎ家に帰るのだった。



・映画おすすめ 感想


ほとんど音がない、映画である。

SF映画の中でも珍しいほど、音がなく、生活音すら立てずに暮らす家族の物語なので、劇中は字幕がほとんどで、会話のシーンも手話である。

後半は奴ら、おそらく宇宙人と思われる連中が着て音が出るのだが、BGMすらもない、本当に静かな映画である。

それでいながら、役者たちは評定で感情を表さなければならず、それがしっかりと伝わってくる、一つのしぐさでいくつもの情報が入ってくる。

こういった映画は今までみたことがなく、評価が高いのもうなずける。

その分、声を出した時の衝撃がより一層増す、不思議な映画である。

人は静寂から声が聞こえると、逆に違和感を抱く。

この映画がそれを証明してくれたような気がする。

正直に言うと、滝のところで父と子が会話をするシーンも、いらなかった気がする。

全てが自然の音しか聞こえない映画であったならば、最後のシーンが際立ち、リーの大声もより一層、感情が爆発したように思えた。

続編も作られているが、この映画、まだまだ続編が作れる要素があるので、子供たちが大人になる過程を見せていくのも、面白いかもしれない。


監督 ジョン・クラシンスキー
脚本 ブライアン・ウッズ(英語版)
    スコット・ベック(英語版)
    ジョン・クラシンスキー
原案 ブライアン・ウッズ
    スコット・ベック
製作 マイケル・ベイ
    アンドリュー・フォーム(英語版)
    ブラッドリー・フラー(英語版)
製作総指揮 セリア・コスタス
    ジョン・クラシンスキー
    アリソン・シーガー
    アーロン・ジャナス
出演者
ジョン・クラシンスキー
エミリー・ブラント
ミリセント・シモンズ(英語版)
ノア・ジュープ


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