映画おすすめ ディヴァイン・フューリー/使者|映画レビューズ
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映画おすすめ ディヴァイン・フューリー/使者
前々回のブログ  映画おすすめ ライズ・オブ・ミュータント・タートルズ THE MOVIE

前回のブログ 映画おすすめ リーズ橋を渡る交通

神を信じない男に神の力が宿った

「ディヴァイン・フューリー/使者」

評価:★3,6

・映画おすすめ 物語


ヨンフは母を早くに亡くし、警察官の父と二人で暮らしていた。

そんな父と休日に出かける教会のミサが日課になっており、父は神に祈りなさい、と常々ヨンフに言い聞かせていた。

ある晩、検問中に車に引きずられ大けがを負った父のため、いつもの教会で神父と共に祈りをささげていた。

神父は父はきっとよくなる、とヨンフに言い聞かせ神への祈りを促すのだったが、夜、寝ているところへ父が現れ、いつも一緒にいるぞ、と言い残し消えてしまった。

その直後、病院で父が息を引き取った。

このことからヨンフは神を信じなくなり、憎むようになった。

プロの格闘家になったヨンフは、神への怒りの声を聴くと力が出て、相手を殴り倒すことができた。

そんなある日、右手に見知らぬ傷ができ、病院に行っても傷の原因も治療法も分からないと言われ、半信半疑で運転手の知り合いの祈祷師に診てもらうことになった。

盲目の少女は大量の悪霊がヨンフについていると言い、さらに右手には聖なる力が宿っているという。

そしてある教会に行け、と言われしたがって行ってみると、そこでは悪魔祓いの儀式が行われていた。

悪魔祓いを行う中年のエクソシスト、アン神父と出会ったヨンフ。

アン神父は右手の傷は聖痕だと言い、二人の出会いは神の思し召しだという。

そのころ、あるクラブの地下では悪魔崇拝をする男が、無垢な魂を探していた。

無垢な魂を捧げることで、自分を不老不死にするべく動いていたのだった。

やがて二人の男は知らず知らずのうちに、対立することになるのであった。


・映画おすすめ 感想


ハリウッド映画で「コンスタンティン」という型破りなエクソシストの映画があったが、それに近い物がある。

だが「コンスタンティン」ほどコミックのように天使や悪魔が出てくるわけではなく、憑りつかれた無垢な魂、少女や幼い子供を救うことにより、主人公が次第に神に対する憎しみを消し去っていく物語であり、根底に親子愛がある映画である。

韓国映画で「神と共に」という冥界の話を主軸としたものがあるが、これも神や神の使者の話であり、韓国はキリスト教がが盛んなのかもしれない。

本作もキリスト教の色がかなり強く出てり、神を信じることが、救いになる、と言っているように個人的には見えた。

だがその中でキリスト像に向かって「ただそこで見ているだけか」というセリフがあった。

まさしく個人的に抱いている思いを代弁してくれているようなセリフだった。

映画後半にはエクソシストアクションが見られるので、そこは見どころの映画である。



監督
キム・ジュファン
脚本
キム・ジュファン
出演者
パク・ソジュン
アン・ソンギ
ウ・ドファン
チェ・ウシク
パク・ジヒョン
チョン・ジフン
シム・ヒソプ
イ・スンジュン
パク・ジンジュ


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