毎度様です、ジンでございます。
本日の映画は、ヒーロー映画をぶち破り、映画すらもぶち壊す、アメコミ映画。
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第119号「デッドプール」
《概要》
アメリカンコミック映画化がブームとなってもう何年も経過した。記憶ではトビー・マグワイア主演の「スパイダーマン」シリーズが資本ラインに乗り、世界的にヒットしたことが、今日のアメコミジャンルを構築したと考えている。
アメコミヒーロー映画は、原作、3つのシリーズに大別できる。
[マーベルシネマティックユニバース]
これはMARVELがコミックを発売する会社が企画した「アイアンマン」から始まる一連の世界観を共有した映画シリーズ。
[DCエクステンデッドユニバース]
アメリカの二大コミック会社のもう一つ、DCコミックスが制作している「マンオブスティール」から始まる共有世界である。
[Xメンシリーズ]
原作はMARVELなのだが、映画の制作版権の会社が上記のマーベルシネマティックユニバースと異なるため、Xメンだけでシリーズ化されている。
多くの記録をもつ原作の映画化だけに、ヒット作を連発し、これからもシリーズ化がアナウンスされている。
そして今回紹介する「デッドプール」はこのXメンシリーズのスピンオフであり、最大のヒット作でもある。
一度、映画には実は登場している。「ウルヴァリン:XメンZERO」に登場しているのだが、原作とあまりに違うこともあって、今回は本物を制作したのである。
《物語》
殺しをなりわいにしていたライアン・レイノルズ演じるウェイド・ウィルソンは、1人の女に恋をする。ストリッパーのヴァネッサ。
彼と彼女は瞬く間に自分たちが運命の人だと気付き、同棲を始める。
ところがウェイドは末期の癌におかされていた。
手の施しようがなく、それでもヴァネッサは、希望を捨てず、治療法を探した。
そんなヴァネッサを不幸にするわけには行かないと別れを決意するウェイド。
するとそこへ不思議な男が現れた。男はウェイドの癌を治すことができるといい、ウェイドはそれにかけることにする。
だがそこはミュータントの実験施設だったのだ。
実験されながらも、独特の最低ジョークを口にするウェイドだったが、実験は彼に力を与える代わりに、癌が全身に現れ、醜く変えてしまう。
その代償に彼は不死身へと変貌した。
施設を破壊して脱出したウェイドはその姿を隠しながら、ヴァネッサの元へは戻れず、ただ自分をこんな姿に変えたフランシスを追いかけ、元の姿を取り戻すことだった。
ヒーローではない。デッドプールはただ、自己中心的にやりたいことをするだけ。
《感想》
アメコミはスーパーヒーローと決まっているようなものだ。現にデッドプールもヒーロー物として認識はされている。
私は声を大にして言いたい。
「これをヒーロー物としてくくってくれるなら!」
そして
「映画としてくくってくれるな!」
デッドプールはお喋りだ。しかも下品だし、平気で人を撃ち殺す。
人間という味が濃い。
そして、何よりも原作でもそうであるように、彼はお客さんに話しかける。
原作者、制作会社、俳優をネタにする。
私は本当にこのデッドプールを映画を超えた映画。そして最高のエンターテイメントだと思う。
R指定映画、史上最高の売上は伊達ではないのです!
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