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全ての偽りと喪失の中、少女は1人東京へ向かう
「BLOOD‐C The Last Dark」
前提とすてテレビアニメ、諏訪湖のほとりにある浮島地区で、昼は高校生として夜は古きもの、と呼ばれる化け物を日本刀で退治していた少女、更衣小夜は実は町全体が偽りであることを知り、小夜以外の町の人々は全員エキストラで、一部の学生はカフェのマスターで黒幕の文人の指示で、古きものを小夜に倒させていたことをしり、浮島地区は惨劇の舞台となり、なぜこんなことをしたのか、文人に聞こうとしたが、銃撃され彼女は諏訪湖に落ちていく。
しかし驚異的な再生能力で復活し、文人に復讐するべく、東京へ向かう。
東京へ到着して半年、ある男が血まみれで電車の中に入っていく。
そこで古きものへ変化した男は乗客を喰い殺し、さらに一人の少女を連れて逃げていく。
それを一撃で刀による攻撃で即死させた小夜は、助けた少女真奈とその仲間たちと共に逃げることになる。
真奈が所属するサーラットという組織は、秘密結社「塔」撲滅に動く組織で、そのボスである蔵人は文人のいとこであり、両親を殺され復讐のためにサーラットを設立し、ネットを使い文人の居場所を探し続けていた。
奇しくもサーラットと行動を共にする小夜は、真奈と心を次第に通わせながらも、過去の出来事から心を閉ざしたままだった。
そんな中、真奈の通う高校に文人が講演に現れると情報を入手し、小夜と真奈は高校へ向かうのだった。
本作はBLOODシリーズの三作目にあたる世界観の映画版である。
一作目は米軍基地で怪物と戦うセーラー服の刀を持った少女が主人公であり、そのビジュアルを踏襲しつつ、二作目では世界観をまるで変更し、一年のテレビシリーズという長期シリーズを作り、本作三作目では再び世界観を一遍させ、学園ものと夜の怪物退治という世界観でありながら、実はそれらはすべて偽りであり、黒幕の文人と対峙する完結編がこの映画になる。
テレビシリーズを見ていないと、分からない部分もあるものの、映画版だけのオリジナルキャラクターがほとんどなので、何とかついていける映画には出来上がっている。
セーラー服に刀、という日本カルチャ―の象徴のようなビジュアルを共通とし、まったく別の世界観でこれまで描かれてきたメディアミックス作品だけあり、クオリティも進化している。
今作の三作目では作画や物語を少女漫画制作集団CLAMPが手掛けており、物語の構成やキャラクターなど、ファンならばすぐにわかる仕上がりになっている。
映画だけでいうのであれば、クオリティに落差はあるものの、二時間の枠におさめるために、物語を構成するのに、苦労したのが見える。
ましてや映画版から登場するキャラクターのバックボーンを描くには正直、無理があったように思える。
テレビから見ているファンならば見て当然の作品であり、CLAMPファンも満足の映画ではあるが、これを入り口にするには、かなり無理があると思える作品である。
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全ての偽りと喪失の中、少女は1人東京へ向かう
「BLOOD‐C The Last Dark」
評価:★3.6
・映画おすすめ 物語
前提とすてテレビアニメ、諏訪湖のほとりにある浮島地区で、昼は高校生として夜は古きもの、と呼ばれる化け物を日本刀で退治していた少女、更衣小夜は実は町全体が偽りであることを知り、小夜以外の町の人々は全員エキストラで、一部の学生はカフェのマスターで黒幕の文人の指示で、古きものを小夜に倒させていたことをしり、浮島地区は惨劇の舞台となり、なぜこんなことをしたのか、文人に聞こうとしたが、銃撃され彼女は諏訪湖に落ちていく。
しかし驚異的な再生能力で復活し、文人に復讐するべく、東京へ向かう。
東京へ到着して半年、ある男が血まみれで電車の中に入っていく。
そこで古きものへ変化した男は乗客を喰い殺し、さらに一人の少女を連れて逃げていく。
それを一撃で刀による攻撃で即死させた小夜は、助けた少女真奈とその仲間たちと共に逃げることになる。
真奈が所属するサーラットという組織は、秘密結社「塔」撲滅に動く組織で、そのボスである蔵人は文人のいとこであり、両親を殺され復讐のためにサーラットを設立し、ネットを使い文人の居場所を探し続けていた。
奇しくもサーラットと行動を共にする小夜は、真奈と心を次第に通わせながらも、過去の出来事から心を閉ざしたままだった。
そんな中、真奈の通う高校に文人が講演に現れると情報を入手し、小夜と真奈は高校へ向かうのだった。
・映画おすすめ 感想
本作はBLOODシリーズの三作目にあたる世界観の映画版である。
一作目は米軍基地で怪物と戦うセーラー服の刀を持った少女が主人公であり、そのビジュアルを踏襲しつつ、二作目では世界観をまるで変更し、一年のテレビシリーズという長期シリーズを作り、本作三作目では再び世界観を一遍させ、学園ものと夜の怪物退治という世界観でありながら、実はそれらはすべて偽りであり、黒幕の文人と対峙する完結編がこの映画になる。
テレビシリーズを見ていないと、分からない部分もあるものの、映画版だけのオリジナルキャラクターがほとんどなので、何とかついていける映画には出来上がっている。
セーラー服に刀、という日本カルチャ―の象徴のようなビジュアルを共通とし、まったく別の世界観でこれまで描かれてきたメディアミックス作品だけあり、クオリティも進化している。
今作の三作目では作画や物語を少女漫画制作集団CLAMPが手掛けており、物語の構成やキャラクターなど、ファンならばすぐにわかる仕上がりになっている。
映画だけでいうのであれば、クオリティに落差はあるものの、二時間の枠におさめるために、物語を構成するのに、苦労したのが見える。
ましてや映画版から登場するキャラクターのバックボーンを描くには正直、無理があったように思える。
テレビから見ているファンならば見て当然の作品であり、CLAMPファンも満足の映画ではあるが、これを入り口にするには、かなり無理があると思える作品である。
原作 Production I.G、CLAMP
監督 塩谷直義
脚本 大川七瀬
藤咲淳一
キャラクターデザイン 黄瀬和哉
千葉崇洋
音楽 佐藤直紀
制作 Production I.G
製作 Project BLOOD-C Movie
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