毎度様です、ジンでございます。
本日の映画は復活した人気シリーズ5作目。
↓
第117号「ジェイソン・ボーン」
《概要》
ボーンシリーズが最初に公開されたのがユーロが導入された2002年のことである。
「ボーンアイデンティティ」は、その独特のスパイの世界観が世界を魅了して、世界的なヒット作となる。
そして今日に至るまで多くの作品が制作さらるようになったのだ。
《前作までのあらすじ》
「ボーン・アイデンティティ」
銃撃され海で溺れ意識を失った男がマルセイユ沖で漁船に救出される。
男は意識を取り戻すも記憶を失い、手がかりはスイスの銀行口座の情報が入った、皮ふのしたに埋められていたカプセルだけであった。
自分の記憶を求め、スイスへ向かう男はしかし、途中、職務質問に現れた警察官2人を反射的に倒し、さらにはドイツ語を自然と喋っていた。
愕然とする男はその場から逃げ、手がかりの銀行へと到着、貸金庫で自らのパスポートを発見、そこにはジェイソン・ボーンと記載されていた。
パリ在住とある彼は、自らの部屋へ向かうのだが、警察官に暴力をふったことにより指名手配され、慌ててアメリカ領事館に入るも、そこでも彼は格闘戦を繰り広げてしまう。
辛うじて逃げた彼だったが、偶然居合わせた女性、マリーに助けを求め、2人の逃亡が始まる。
同じ頃、アメリカCIAでは、トレッドストーンと呼ばれる計画で育成された工作員が任務に失敗、行方不明となっていた。
こうしてボーンとCIAの長い戦いが始まった。
「ボーン・スプレマシー」
前作で共に行動したことで恋心を抱いたのはボーンとマリーは、人目を離れ、インドで2人、生活をしていた。
しかしボーンの記憶は戻らず、自分が一体何者なのか? 自分の居場所はどこなのか? 悩みの日々が続いていた。
そんなある日、ボーンは自らを狙う刺客に気付き、マリーを連れて逃亡を計る。
が、運転中、刺客か放った弾丸はマリーの後頭部を貫き、彼女は息絶えるのだった。
ボーンはマリーを殺した刺客を追い、CIAを追い詰めていく。そしてトレッドストーン計画の真実へと近づいておくのだ。
「ボーン・アルティメイタム」
CIAのトレッドストーン作戦が人間兵器を作ることにあったと知ったボーンは、それを暴露しようとするイギリスとジャーナリストロスへと接触する。けれどもロスはボーンの目の前で狙撃され、それを監視、暗殺作戦を実行していたCIAがボーンの存在に気づく。
そんな時、前作でボーンを追っていたトレッドストーン作戦で訓練を受けたニッキーから、トレッドストーンをもととしたブラックブライヤー作戦が進行中だと知らされる。
CIAの追跡をかわし、ボーンは自らの記憶と対峙することとなる。
と、ここまでがマット・デイモン主演のボーンシリーズのあらすじとなる。
自らを兵器へと変貌させてトレッドストーンとCIAの非人道的人体実験。それを発案した者たちとの対峙。
ボーンは記憶を取り戻して再び、姿を消したのだった。
《物語》
自らを兵器に変えたトレッドストーン作戦の発展、ブラックブライヤー作戦を破綻へ追い込んだボーンは賭け格闘技で生活していた。
そこへある日、昔の仲間で今はCIAを抜けたニッキーがやってきて、CIAの新たな情報を伝えようとする。
しかしそこを再びCIAか放った凶弾がニッキーを死へと追い込む。
再びCIAと接触したボーンを復帰させたいと思うCIA側の思惑とは裏腹に、ボーンは父親がトレッドストーン作戦に関わっていた事実を知り、再び自らの過去と向きあうこととなる。
《感想》
前作から9年の歳月がたったことは、やはり隠しきれない。
マット・デイモンが最初に出てきた時、年齢を重ねた感じが出ていた。
ニッキー役のジュリア・スタイルズは最初、誰だか分からなかったほど、大人になっている。
そこにテコ入れとしてだろうか若手の女優、アリシア・ヴィキャンデルが鋭くCIA上層部に切り込む情報員を演じているのは、新鮮だった。
また大ベテラン、トミー・リー・ジョーンズがCIAの司令官、つまり今回の悪役である。その迫力は流石の一言だ。
監督はスプレマシーから監督を務める多多才なポール・グリーングラス監督なだけに、マット・デイモンの見せ方をよく心得ている。
そしてアクションに臨場感を与えるのは、お得意だ。
いささか5作目を作る必要性には疑問があったが、面白く楽しめるアクション映画である。
●●●●●●●●●●●●●●
映画観るなら<U-NEXT>
PR
映画ランキング
コメント