映画おすすめ ケース39|映画レビューズ
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映画おすすめ ケース39
前々回のブログ 映画おすすめ ホーリー・マウンテン

前回のブログ 映画おすすめ ナイアガラの滝 1897年

この少女にかかわってはいけない

「ケース39」

評価:★3,4

・映画おすすめ 物語


児童保護施設で働くエミリーは、38件の児童問題を抱える家庭を受け持ち、いっぱいいっぱいになっていた。

そんな中でも容赦なく次の問題が彼女の手元にわたってくる。

その過程サリバン家ではネグレクトの疑いがあり、娘のリリスがその被害にあっている恐れがあると近隣住民から通報があった。

エミリーは急ぎ、サリバン家を訪れてみると、まず母親の様子がおかしく、リリスを近くに寄せ付けないようにしていた。

続いて父親が出てくるも、父親も人と話したがらず、明らかにおかしかった。

リリス、リリーに電話番号を渡し、いつでもかけてきて、とエミリーが声をかけた。

するとすぐに夜、電話がかかってくる。

急ぎ、サリバン家に向かうエミリーと、知り合いの刑事マイク。

サリバン家につくと、家の中からリリーの悲鳴が聞こえてきて、マイクが家のドアをけ破り、中に突入する。

すると台所のオーブンにリリーが押し込められ、危なく焼かれるところだった。

格闘の末、マイクが両親を逮捕し、精神鑑定の結果、母親は精神病棟に隔離され、父親は刑務所に入ることになった。

里親を探すことになったエミリーだったが、リリーはエミリーと一緒に暮らすことを望み、手続きを終えた結果、エミリーとリリーは一緒に暮らすことになる。

だがリリーと暮らすようになってから、エミリーの周りで不可解な事件が起こり始めていた。

恋人のダグラスはケースワーカーとしてエミリーと話すも、その直後に浴室で死んでいるのが発見される。

さらにエミリーが担当している子供が両親を惨殺したのであった。

通話記録を確認すると、夜中にエミリーの家から電話があったことがわかる。

しかしエミリーは電話をした記憶はなく、リリーに問いただすと、平然と知らない、と嘘をつくのであった。

次第にエミリーの心は疲弊していき、サリバン家の母親のようになっていくのであった。

エミリーは精神錯乱した母親ではなく、話の聞けるサリバン家の父親に話を聞くと、あの子は普通の人間ではない。悪い魂が生まれ変わった姿だ。サリバン家は大家族だったが、全員、死んでしまった、というのであった。

・映画おすすめ 感想


かわいい顔をして凶暴な魂を持っている。

「エスター」や「オーメン」シリーズに類似する作品である。

主人公のソーシャルワーカーが引き取った子供は、ありふれた少女で、両親にネグレクトされたかわいそうな子供に見えた。

しかし次第にリリーの言葉が人を追い詰めていく。

大人を追い詰める言動、謎の電話、電話を受けた人間は自死に追い込まれてしまう。

そして父親は自分の娘はおぞましい魂の生まれ変わりだと証言する。

やがて本性を見せ始める少女とエミリーの関係は、死が匂うものへと変貌していくのになる。

こうした映画は子役がいかにすごい演技をするかによって決まってくるものだが、本作の少女の演技は凄まじい。

まさしく汚れた魂の持ち主へ変貌していくのだ。

こういった系統の新たなる基盤となる映画の完成ではないだろうか。


監督 クリスチャン・アルバート
脚本 レイ・ライト
製作 スティーブ・ゴーリン
        ケビン・ミッシャー
出演者
レニー・ゼルウィガー
ジョデル・フェルランド
イアン・マクシェーン
ブラッドレイ・クーパー


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