映画おすすめ G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ|映画レビューズ
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映画おすすめ G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ
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父はなぜ殺されなければならなかったのか

「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」

評価:★3,6

・映画おすすめ 物語


ある少年は子供の頃、父と二人で山の中にある山小屋で暮らしていた。

しかし父は何かにおびえ、ある日の夜、逃げ出そうとしたところに、銃を持った連中が現れ、父はサイコロを振り、二つのサイコロの目が一を出してしまう。

スネークアイズと呼ばれる最小の目を出したことで、父は撃ち殺されてしまう。

少年は逃げ、のちに育った青年はスネークアイズと名乗り、父を殺した男を探していた。

そこへケンタというヤクザの親分が声をかけて来た。

仕事をやるから自分のいとこであるトミーを殺せという。

殺したら仇を見つけてやると言われ、スネークアイズは、港で働きながらトミーと親しくなっていく。

やがてケンタが武器の密売をしていることを知ったトミーは、ケンタが自分の一族を裏切った者だと言い、ケンタを襲撃する。

だが返り討ちに会い、スネークアイズとトミーはケンタを逃がしてしまうのだった。

トミーはスネークアイズを日本に連れていき、自らの一族、嵐影流の忍者であることを明かし、スネークアイズにも忍者の試練を与え、忍者になることを進めるのだった。

しかしスネークアイズはケンタとつながっており、ケンタの計略で嵐影流の本拠地に入ったのであった。

そして嵐影流が大切に守る宝玉を手に入れようとしていた。

それを手に入れれば、父の仇を討てる。

そう信じ、スネークアイズは暗躍するも、トミーや嵐影流の教えに、次第に心が変化していくのだった。

この企みの裏には世界的組織「コブラ」と「G,I.ジョー」が関わっていた。

・映画おすすめ 感想


G.I.ジョーシリーズ第三弾であり、作品屈指の人気キャラクターであるスネークアイズに焦点を当てた映画になっている。

前作までの二作では、スネークアイズはヘルメットをかぶり顔を見せず、しゃべることもしなかった。

本作ではスネークアイズが誕生するまでのオリジンを描き、さらにライバルであるストームシャドーとの関係も描かれている。

舞台は日本であり、忍者の本拠地が城、城を出ると城下町が広がり、さらにそこを抜けると東京の街になるという、不思議な世界観の日本が舞台である。

また武器の取引をする場所も日本らしさを追求したのだろう、狭い路地で取引が行われ、戦いがネオン看板の目の前で繰り広げられるなど、ハリウッドが描く日本がそこにはある。

日本からも海外に拠点を移した平岳大、日本からは石田えりが重要な役柄で出演するなど、日本に寄せた演出がなされている。

さらにアクションにこだわったところもあり、インドネシアの武術家で俳優のイコ・ウワイスも出演している。

これだけのことをしながら、作品は賛否両論である。

おそらくだが観客はマスクをかぶったあのスネークアイズが見たいのであって、スネークアイズのオリジンを観たかったわけではないと思う。

さらにイ・ビョンホン演じるストームシャドーも、俳優が違うので、いまいち入り込めない部分もあった。

またG.I.ジョーとコブラが登場するが、本編にはほとんど関係ないのも、残念なところである。


監督 ロベルト・シュヴェンケ
脚本 エヴァン・スピリオトポウロス
        ジョー・シュラプネル
        アンナ・ウォーターハウス
原案 エヴァン・スピリオトポウロス
原作 ハズブロ
製作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ
        ブライアン・ゴールドナー
        エリク・ハウサム
製作総指揮 デヴィッド・エリソン
                デイナ・ゴールドバーグ
                ドン・グレンジャー
                グレッグ・ムーラディアン
                ジェフ・G・ワックスマン
出演者
ヘンリー・ゴールディング
アンドリュー・小路
ウルスラ・コルベロ(英語版)
サマラ・ウィーヴィング
安部春香
平岳大
イコ・ウワイス


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