映画おすすめ シェラ・デ・コブレの幽霊|映画レビューズ
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映画おすすめ シェラ・デ・コブレの幽霊
前々回のブログ 映画おすすめ 夏への扉‐キミのいる未来へ‐

前回のブログ 映画おすすめ バッファロー警察署パレード 1897年

亡き母からの電話の正体

「シェラ・デ・コブレの幽霊」

評価:★3,9

・映画おすすめ 物語


建築家でもあり心霊調査官でもあるネルソンの元にある依頼ま舞い込んできた。

盲目の資産家であるヘンリーからの物だった。

内容は、夜な夜な亡き母から電話がかかってくる、という不可思議な依頼だった。

さっそくヘンリーの妻であるヴィヴィアンと共に、ヘンリーの母が眠る納骨堂へ調査に向かうネルソン。

納骨堂の中は広く、入り組んでおり、ようやくヘンリーの母が納骨されている部屋に入ると、棺桶の蓋は開けられ、近くに電話がおかれていた。

なにものかの仕業だ、とネルソンが調査してみると、二人が納骨堂を後にしようとした時、バッグを忘れたヴィヴィアンが納骨堂へ一人で入っていくと、恐ろしい幽霊を目撃するのであった。

気を失ったヴィヴィアンを、自分の家へ連れて帰るネルソン。

そこで目覚めたヴィヴィアンの目に、一枚の絵画が見えた。

それはシェラ・デ・コブレという村の教会の絵であり、昔、そこで幽霊騒動があり、ネルソンは調査にいったことがあったのだった。

回復したヴィヴィアンを家まで送っていったネルソンは、依頼人のヘンリーとようやくそこで初めで会うのだった。

しかしその家には不気味な雰囲気のある家政婦ポリーナもいた。

彼女は実はシェラ・デ・コブレ出身であり、あの事件のことも覚えていて、ネルソンを事件を解決できなかったと責め立てるのだった。

その時、ネルソンとヘンリー、ヴィヴィアンの前でポルターガイスト現象が起こるのであった。

・映画おすすめ 感想


本作は古い映画である。

モノクロのえいがであり、時代も60年代の制作である。

しかも曰く付きの映画である。

本作はドラマの制作に先駆けて制作された54分版のパイロットフィルムに、カットしたシーンを追加して、劇場公開する予定だった。

ところが試写会であまりの恐怖に体調を崩すものが相次ぎ、アメリカでの公開を断念したという経緯がある。

だが会社側は製作費を回収するために、世界各国へフィルムを貸し出し、日本を含む各国でテレビ放映された。

その後、長年人目にさらされることがなかったことから、封印された映画と勘違いされていた。

日本の某テレビ番組でも、怖すぎて上映できなかった映画、として紹介されたことを管理人も覚えている。

現在では配信もされており、封印された映画というわけではないようだ。

演出面で確かに幽霊は、当時としては造形や足のないところなどは珍しく、ゆっくり迫ってくるシーンなどは、今見てもすごいものがある。

ただ現在からみると少し刺激が薄い映画ではあるが、雰囲気は今の映画よりも、怖さを演出しており、日本映画に近い怖さがある映画である。



監督 ジョセフ・ステファノ
        ロバート・スティーヴンス
脚本 ジョセフ・ステファノ
製作 ジョセフ・ステファノ
出演者
マーティン・ランドー
ダイアン・ベイカー
ジュディス・アンダーソン
レナード・ストーン


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