映画おすすめ ダブル・ジョパディー|映画レビューズ
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映画おすすめ ダブル・ジョパディー
前々回のブログ 映画おすすめ 3人のキリスト

前回のブログ 映画おすすめ 魔女の宿 1897年

夫殺しの罪で服役した女は夫が生きていることをしる

「ダブル・ジョパディー」

評価:★3,8

・映画おすすめ 物語


リジーは夫のニック、息子のマティと三人で暮らしていた。

リジーはマティにすべての愛を注ぎ、夫とはそれなりにトラブルも抱えているが、夫婦の仲は悪くはなかった。

ニックとリジーは、マティを知り合いに預け、二人だけでヨットに乗り、海の航海を楽しんでいた。

夜中、リジーが目が覚めるとニックの姿はなく、来ていたガウンには血がついており、ヨットの船内は血だらけだった。

外に出て、血の跡を追っていくと、海に消えていた。

落ちていたナイフを拾った時、ちょうどそこに沿岸警備隊がやってきた。

家に戻ったリジーは息子のマティと夫が海に落ちたのではないか、と沿岸警備隊に探させていたのだが、ニックは見つからなかった。

そしてナイフで血まみれだったリジーに夫殺害の容疑がかかり、保険金二百万ドルの受取人となっていたこともあり、彼女は夫殺しで有罪となってしまう。

刑務所へ服役する直前、知り合いのアンジーにマティを預け、彼女は服役する。

しかしアンジーとの連絡がとれなくなり、マティの行方も分からなくなる。

困っていると、囚人仲間から探す方法はいくらでもあると聞き、何とかアンジーの引っ越し先を突き止め、電話を掛けると、アンジーはしどろもどろで引っ越したことを謝罪するのだった。

そして久しぶりにマティと話していた時、マティが、パパ、と叫んだ瞬間、電話は切れてしまった。

リックは生きていたのだ。

リジーは自分をこんな目に合わせたこと、息子を奪ったことに怒りを覚え、復讐のために動き出す。

囚人仲間はそんな彼女に助言する。

人は同じ罪で二度は裁かれない。


・映画おすすめ 感想


生きていた夫を殺害する。

警察や裁判があまりに短絡的だと思いつつも、物語に引き込まれていく。

本作は身に覚えのない罪で服役させられ、しかも殺したとされる夫が生きているという、男って最低、な映画である。

また復讐劇だけではなく、保護観察官が主人公を追いかける、追跡劇、復讐するために、生きている夫を探す捜索劇、追われる主人公の逃亡劇と三つの物語がうまく重なっている面白い例の作品である。

制作されたのは90年代も終わりに近い頃であり、今となってはこういう映画もなかなかない、と思いながら見た映画である。

ラストは泣かせに来ているものの、冤罪事件として問題になるのではないか、と思いながら見終えた映画である。


監督 ブルース・ベレスフォード
脚本 デヴィッド・ワイズバーグ
        ダグラス・クック
製作 レナード・ゴールドバーグ
出演者
トミー・リー・ジョーンズ
アシュレイ・ジャッド
ブルース・グリーンウッド
アナベス・ギッシュ


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