毎度様です、ジンでございます。
本日の映画は、バブルを象徴する三部作の最後。
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第111号「波の数だけ抱きしめて」
この映画、波の数だけ抱きしめて、が公開された1991年は、ヒマラヤで発見されたアイスマン、ノーベル平和賞にアウンサンスーチーが選ばれるなどのニュースが世間を賑わせ、1978年から始まった安定成長期の終わりが見え始め、バブル期の終焉が始まった年でもある。
そんな年だからだろうか、前作の「彼女が水着にきがえたら」までの楽観主義的なものは、少し薄い気がしている。
物語は高校時代からの幼馴染み4人、真理子、正明、良明、裕子が湘南を舞台に、ミニFMラジオをやってるところへ、女の子ばかりを追いかける広告代理店の卓也が、偶然、そのミニFMと出会うところから始まる。
別所哲也演じる卓也は、中山美穂演じる真理子に一目惚れをして、足繁く湘南に通うようになる。
それをよく思わない織田裕二演じる正明は、真理子に昔から恋をしていた。
そんな中、真理子がアメリカへ留学する日が迫っていた。
正明の気持ちを知った卓也も応援する中、正明に恋していた松下由樹演じる裕子は、雨の中でその気持ちを伝える。
しかし真理子への気持ちが伝えられないまま、留学する日が来てしまい、正明はミニFMの大事なイベントの日に、ラジオに向かって告白するのだが。
この先は心が切なくなる展開がまっている。
バブル期の終わりが見えていたことをいち早く察知したホイチョイプロダクションは、それを映画にしたのが、この、波の数だけ抱きしめて、だと思う。
またこの映画に影響され、キャスターの木村太郎さんが、実際にラジオを始めるなど、影響は大きい。
バブルの黄昏。まさしく夏の終りのような映画は、心にしみてくる。
恋って、楽しくて、切ない。
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