毎度様です、ジンでございます。
本日の映画は90年代の闇、いや今もあるであろう闇を追求した映画。
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第108号「金融腐蝕列島〜呪縛〜」
近年ではリーマンショックが世間の関心を経済へ向けていた。
それよりも以前、まだ日本が不不況の底にいた時代にこの映画は制作されました。
物語は大手都市銀行朝日中央銀行がバブル当時に行った総会屋への融資300億円を巡る疑惑から事件は発生します。
銀行はこうした追求を旧体制の交代で事を納めようとするも、検察による家宅捜索により、銀行は世間から激しくバッシングを受けることとなる。すべての黒幕たる佐々木相談役(仲代達矢)の娘婿としての立場に苦しみながらもその優秀さから企画部部長となった北野(役所広司)は、こうした事件の処理をするなから、旧体制と義父の呪縛の大きさに気づき、これが変わらなければ、銀行の再建は難しいと考え、自らの意見に賛同する中堅銀行員たちと共に、旧体制の変革と義父のしがらみからの脱却に乗り出すのだった。
この物語は実話を元にしています。年齢的に私はこうした事件にはあまり詳しくないのですが、ある時代を象徴する総会屋、そして銀行との癒着。
こうした金融界のドロドロとした、まさしく呪縛を払拭しようとするサラリーマンの姿。これが仕事をするということなのだと、見ていて実に男としてはワクワクした。
そして金という世界を取り巻く権力のなんたる強大であろうことか。
この映画はそうした銀行を取り巻く国家のあり方も浮き彫りにしています。
時代背景は少し古いですが、今みても十分に見応えのある映画だと思います。
きっと今も表には出てこないこうした金融関係の事柄は無数になるのでしょうね。
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