毎度様です、ジンでございます。
本日の映画は、SFの古典をリメイクしたアトラクションを映像化。
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第107号「センターオブジアース」
SFの父といえばジュール・ヴェルヌであろう。
その父が想像した多くの作品は、映画化されています。
この映画センターオブジアースもまた、ジュール・ヴェルヌの代表作の1つと言って良いでしょう。
しかしこの小説を映画にする時に、問題となるのがその作品世界の時代背景ではないでしょうか?
ジュール・ヴェルヌが来た時代は1800年代です。今とは環境も時代も、世界の状況もまるでことなります。だからこそ当時、新鮮だった設定や驚きも、現代に単純に置き換えてしまえば、当たり前の科学技術として利用されていたり、設定が現代科学で証明されている可能性もありえるのです。
きっと映画関係者は製作する際に、そうした時代背景などを考慮したのではないでしょうか。
時代劇として描くのは容易いかもしれません。しかしながら一部のマニア向けに収まってしまいかねない。ハリウッド映画が世界をマーケットとしているのだから、マニア向けであってはならないのでしょう。
今回のセンターオブジアースの舞台となるのは現代であります。ただ他の映画と異なる点は、これが小説「地底旅行」を単純に映画化したのではなく、ディズニーがアトラクションとして一度、形としたものをさらに映画化した点です。
1人の地底学者マックスは地底を目指していました。しかし消息を絶ってしまいそれから10年。弟のトレバーはマックスの息子ショーンと週末を過ごすこととなります。しかしそこでトレバーは兄が残した手帳を手がかりに、ジュール・ヴェルヌが本当に地底世界を発見し、兄はその真実に気づき、地底世界へ向かったことを知ります。
そしてショーンを引き連れ、アイスランドに向かうのでした。そこで同じく父親が地底世界を目指していたハンナと出会い、彼女のガイドのもと、アイスランドの山を地底世界へ向け、旅するのでした。
この映画の面白いところはジュール・ヴェルヌの小説があり、それが真実だったという作りでしょう。
原作をうまく利用してそれが真実だったという脚本は、SFファンとしては面白くみることができました。
またこの映画は3Dを強く押しているところもあり、さらに臨場感が素晴らしいです。
兄、父を失った主人公たちが、大切な人が言っていたことが事実だと確信できた時、見ている観客もなぜだか嬉しくなりました(*^▽^*)
スッキリできる映画。まさにこれがその映画なのです。
見たことの無い人は一度、見ていただきたい。きっと子供の頃のワクワクが蘇ります。
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