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前回のブログ 映画おすすめ 川の救助 1896年
人はなぜエヴェレストを目指すのか
「エヴェレスト 神々の山嶺」
エヴェレスト登頂を目指す登山会に付き添い、写真を撮る深町は、二人のメンバーが滑落する場面に遭遇し、登頂を諦めたことに虚無感を抱き、一人、ネパールに残り、あてもなくさまよっていた。
そんな中、古道具屋であるカメラを発見する。
それは初めてエヴェレスト登頂に成功したかもしれないとされる、ジョージ・マロリーのカメラだと思われるものだった。
エヴェレスト最大の謎、ジョージ・マロリーは登頂したのか。
これは山岳界隈では最大の謎とされており、その写真があれば、登頂したかどうかがわかるかもしれない、と深町はそれを購入する。
ところがそれは盗品であり、元の持ち主である男に持っていかれてしまう。
その男を最初は大男のネパール人だと思ったが、エヴェレスト登頂を断念し、行方不明となっていた登山家の羽生だと深町は気づく。
日本に帰り、エヴェレストの写真集を出す予定が、会社がそれを却下してしまい、やることが亡くなった深町は、羽生について調査を開始する。
羽生は登頂のためならば、仲間も見捨てると公言し、現にそういった事態に陥った際、仲間の一人が死亡しているという事件を起こしていた。
加入していた山岳会を抜け、エヴェレスト登頂のため、別の山岳会に入った羽生は、いざエヴェレストに上る際、最初にアタックするメンバーに選べれなかったことを不服に思い、山を下りてその後、行方不明となっていた。
最後に羽生が狙っていたのはエヴェレスト最難関、北西の崖を冬期無酸素で上ること。
単独で不可能だと思われるそれを行うことを知った深町は、羽生が日本で最後に組んでいた、例の事件で亡くなったパートナーの姉である岸涼子と共に、もう一度ネパールへ向かうのだった。
そこで羽生と再会した深町は、彼が近いうちに単独登頂することを知るのであった。
角川映画40周年記念大作として制作された本作。
実際にエヴェレストまで撮影に行った、日本ではなかなかない映画である。
しかし角川映画40周年を記念する映画として、なぜこの題材を選んだのか、不思議ではなる。
あの頃、まだ角川映画が全盛期だった頃の、本物を撮影する、という映画人の魂は確かに感じられ、本物のエヴェレストが映し出されたシーンは圧巻であり、美しくも人を呑み込む神々の山は素晴らしかった。
しかし物語がいかんせん地味であり、パッとしない。
主人公が何を目的にエヴェレストに上るのかも分からないし、単独で簡単に登れるものでもない。
万全に万全を重ねて上るのがエヴェレストだと思うが、この映画ではあまりに簡単に登りすぎている。
それにキャンプ地には世界各国の登山家が集まっているはずなのに、主人公たちしかいないといいう不思議な空間になっている。
ラストもどっちつかずという感じで、これを記念映画と呼ぶには少し無理があるように思えた。
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人はなぜエヴェレストを目指すのか
「エヴェレスト 神々の山嶺」
評価:★3,3
・映画おすすめ 物語
エヴェレスト登頂を目指す登山会に付き添い、写真を撮る深町は、二人のメンバーが滑落する場面に遭遇し、登頂を諦めたことに虚無感を抱き、一人、ネパールに残り、あてもなくさまよっていた。
そんな中、古道具屋であるカメラを発見する。
それは初めてエヴェレスト登頂に成功したかもしれないとされる、ジョージ・マロリーのカメラだと思われるものだった。
エヴェレスト最大の謎、ジョージ・マロリーは登頂したのか。
これは山岳界隈では最大の謎とされており、その写真があれば、登頂したかどうかがわかるかもしれない、と深町はそれを購入する。
ところがそれは盗品であり、元の持ち主である男に持っていかれてしまう。
その男を最初は大男のネパール人だと思ったが、エヴェレスト登頂を断念し、行方不明となっていた登山家の羽生だと深町は気づく。
日本に帰り、エヴェレストの写真集を出す予定が、会社がそれを却下してしまい、やることが亡くなった深町は、羽生について調査を開始する。
羽生は登頂のためならば、仲間も見捨てると公言し、現にそういった事態に陥った際、仲間の一人が死亡しているという事件を起こしていた。
加入していた山岳会を抜け、エヴェレスト登頂のため、別の山岳会に入った羽生は、いざエヴェレストに上る際、最初にアタックするメンバーに選べれなかったことを不服に思い、山を下りてその後、行方不明となっていた。
最後に羽生が狙っていたのはエヴェレスト最難関、北西の崖を冬期無酸素で上ること。
単独で不可能だと思われるそれを行うことを知った深町は、羽生が日本で最後に組んでいた、例の事件で亡くなったパートナーの姉である岸涼子と共に、もう一度ネパールへ向かうのだった。
そこで羽生と再会した深町は、彼が近いうちに単独登頂することを知るのであった。
・映画おすすめ 感想
角川映画40周年記念大作として制作された本作。
実際にエヴェレストまで撮影に行った、日本ではなかなかない映画である。
しかし角川映画40周年を記念する映画として、なぜこの題材を選んだのか、不思議ではなる。
あの頃、まだ角川映画が全盛期だった頃の、本物を撮影する、という映画人の魂は確かに感じられ、本物のエヴェレストが映し出されたシーンは圧巻であり、美しくも人を呑み込む神々の山は素晴らしかった。
しかし物語がいかんせん地味であり、パッとしない。
主人公が何を目的にエヴェレストに上るのかも分からないし、単独で簡単に登れるものでもない。
万全に万全を重ねて上るのがエヴェレストだと思うが、この映画ではあまりに簡単に登りすぎている。
それにキャンプ地には世界各国の登山家が集まっているはずなのに、主人公たちしかいないといいう不思議な空間になっている。
ラストもどっちつかずという感じで、これを記念映画と呼ぶには少し無理があるように思えた。
監督 平山秀幸
脚本 加藤正人
原作 夢枕獏「神々の山嶺」
出演者
岡田准一
阿部寛
尾野真千子
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