映画おすすめ 思いやりのススメ|映画レビューズ
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映画おすすめ 思いやりのススメ
前々回のブログ 映画おすすめ 見えない存在

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自分で枠をきめちゃいけない

「思いやりのススメ」

評価:★3,8

・映画おすすめ 物語


子供の死をきっかけに、作家活動を辞めたベン介護士の6週間研修を受けたのち、彼は初仕事としてイギリスから来た親子の家に入ることになった。

母子家庭のその家は、母親のエルサが銀行で要職を務めており、なかなか家のことができずにいた。

そんな彼女の息子は筋ジストロフィーという、全身の筋肉が衰えていく障害を抱えており、車いすから立つことすらできなかった。

しかしその口からは、笑えない冗談と、嫌味が出てきて、介護士がなかなかつかなかった。

初めての仕事だと聞いたエルサは難色を示すが、息子トレバーの、自分のケツを拭く時はどうやって拭く。

その質問に答えたベンはトレバーに認められ、介護士として家に入ることになる。

最初はトレバーの冗談や嫌味にいちいち反応していたものの、次第にそれにも慣れ打ち解けていく関係になり、なんでも遠慮なく言える仲になっていた。

トレバーには自分を捨てた父からの手紙が定期的に届いていたが、彼は読まずにため込んでいた。

それを見たベンは、一度行ってみたい、という世界一大きな穴に観光に行くことを提案する。

エルサはもちろん反対したものの、ベンとトレバーの説得で、何とか旅をすることを許してもらえた。

二人の珍道中の最中、父親に内緒でヒッチハイクの旅をする若い女性と出会ったり、車の故障で動けない妊婦を乗せたりと、仲間が増える中、巨大な穴を見に行く前にトレバーは自分の父親に会いに行くことを決意する。

・映画おすすめ 感想


介護する側、される側。

人はそう簡単にマニュアルで関係性が築けるものではない。

本作は原作があり、それにそって描かれた映画だが、介護の現場は本当に厳しい。

介護する側が疲弊していき、介護される側は思い通りにならない現実に苛立つ。

この物語にはわがままな青年とそれにとことん付き合う介護士が登場する。

きっとこういう関係性はまれだと思う。

本音でお互いの私生活にまで話を突っ込んでいける。

だから見ていてすがすがしいのかもしれない。

表面だけをなでるような思いやりは、本当の思いやりではない。

それを表している映画である。


監督 ロブ・バーネット(英語版)
脚本 ロブ・バーネット
原作 ジョナサン・エヴィソン(英語版)『The Revised Fundamentals of Caregiving』
製作 ロブ・バーネット
        ドナ・ジグリオッティ
        ジェームズ・スパイス
製作総指揮 レネー・ウィット
                ジャメル・ダニエル
出演者
ポール・ラッド
クレイグ・ロバーツ
セレーナ・ゴメス
ジェニファー・イーリー






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