映画おすすめ 攻殻機動隊2045 接続可能戦争|映画レビューズ
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映画おすすめ 攻殻機動隊2045 接続可能戦争
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人の進化なのか

「攻殻機動隊2045 接続可能戦争」

評価:★3,8

・映画おすすめ 物語


草薙素子率いる公安9課が解散し、草薙素子率いる面々は、紛争地帯へと身を置いていた。

4Gが定めた条約による経済的戦争。

しかしそれが破綻した瞬間、紛争が起こり、内乱が国々を襲った。

そんな中、傭兵として活動する一団は、ある企業に雇われ、テロリスト集団を追っていた。

雇い主は全員を確保すること。

光学迷彩を駆使し、タチコマたちと電脳での通信を行いながら、武装集団のアジトへ入ると、そこには到底、プロとは思えない素人らしき集団が武装していた。

しかも戦車まで持っていたのである。

戦車の暴走、武装ドローンの襲撃をかいくぐり、何とか武装集団を拘束することに成功したかに見えたのだが、武装集団が標的としていた人物の屋敷へミサイルが命中するのだった。

その直後、アメリカのジョン・スミスと名乗る男に草薙素子等は身柄を拘束され、ある作戦に従事させられる。

それはミサイルが直撃した屋敷に主を拘束する任務だった。

大企業のCEOであるその人物は、なんとあの素人集団に戦車や武器を与えていた張本人であり、自分の命を狙わせたのであった。

屋敷に潜入すると、そこには死後しばらくたつ婦人の姿と、光学迷彩に気付いた主の姿があった。

電脳化しかしていないはずのターゲットは、弾丸をよけ、サイボーグ化した面々と互角に渡り歩くのであった。

しかも寝室にアーマーを隠し持っており、それに入り込んだターゲットは、一団を追い詰めるのであった。

そこに現れたのは、日本に置いてきたはずの元の仲間、トグサだった。

トグサは元課長に命じられ、彼等を連れ戻しに来て、この一件に巻き込まれていた。

拘束するどころか、電脳戦を仕掛けた草薙素子が消去される寸前で、狙撃でターゲットの頭を撃ち抜くのであった。

任務に失敗した彼等は、再びジョン・スミス率いるアメリカ部隊に拘束され、ある施設へと連れていかれる。

そこには脳が半分なくなった男が一人、厳重な監視下に置かれていた。

スミスは説明する。

突然高熱を発し、死の淵をさまよった彼は、元に戻ると凄まじい食欲を発揮し、妻を射殺、アメリカ軍施設に侵入すると核ミサイルを発射しようとした。

その動きはあのターゲットと同じ、人間には思えなかった。

施設で拘束された時、負傷してからこれまで、意識はあるもののしゃべることはできなくなっていた。

スミスはこういった異常発達した人々をポストヒューマンと呼称し、世界中にいることを確認していた。

そして日本に帰国した一行は、日本にいるポストヒューマンを探す任務につくのであった。

・映画おすすめ 感想


長いシリーズの最新作を映画化した本作。

いわゆる総集編というやつではあるものの、なかなか見ごたえはあった。

ただシリーズおなじみにくどい言い回し、専門用語、事件の難解さは相変わらずである。

どうしても個人的には押井守版のイメージが強く、原作もテレビアニメシリーズも、配信版もなかなか手を付けてこなかったのだが、今回思い切って手を付けたのだが、シーズン1の総集編だとしり、続きが気になるところではある。

攻殻機動隊の世界もフルCGになり、テレビ版のタチコマが登場するなど、なかなか観ていないと分からない部分もあり、どうして公安9課が解散したのか、その経緯も分からぬまま、とりあえずみたという感じである。

フルCGで表現するということは、それでしかできない表現があるということだと解釈しているのだが、正直、普通のアニメーションでもよかったように思える。

やはり押井守版から抜け出せない自分がいるのかもしれない。

そういう方にはおすすめできない。


原作 士郎正宗
監督 神山健治、荒牧伸志
シリーズ構成 神山健治
脚本 神山健治、檜垣亮、砂山蔵澄、土城温美、佐藤大、大東大介
キャラクターデザイン イリヤ・クブシノブ、山田正樹
音楽 戸田信子、陣内一真
アニメーション制作 Production I.G、SOLA DIGITAL ARTS






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