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前回のブログ 映画おすすめ アナベルのサーペンタインダンス 1895年
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歯の妖精は悪魔へと変貌した
「黒の怨」
評価:★3,5
・映画おすすめ 物語
その町では昔、ある老婆が子供たちの乳歯が抜けたら、金貨と交換してくれていた。
老婆は町の人からも信頼が厚く、子供たちからも人気があった。
だが老婆に災難が襲い掛かる。
火事が起こり老婆は顔の半分を焼けどしてしまったのだ。
光に当たると焼けどが痛むので、老婆は漆器の仮面をかぶり、家に引きこもるようになった。
ある日、町で二人の子供が失踪した。
町の人々は老婆が犯人だと勝手に疑い、老婆を町の真ん中で縛り首にし、その仮面をはぎ取ったのだった。
しかし子供は翌日みつかったものの、町の人々は悔い改めることはなかった。
そして現代。
カイルは最後の乳歯が抜け、その夜、母親と一緒に過ごしていた。
寝るとき、カイルは怨霊となった老婆を見てしまう。
慌ててバスルームに隠れたカイル。
すると母親が部屋に行くと誰もいないから寝ましょう、とカイルと諭した瞬間、老婆に惨殺されてしまう。
母親殺しの濡れ衣を着せられ、施設に送られ、精神病棟に入っていたカイル。
大人になり、町に戻ってきたカイルに一本の電話が入る。
それはあの夜、初めてキスをした女性、ケイトリンからだった。
ケイトリンの弟も老婆を見てしまい、暗闇を怖がり、精神病棟に入院していた。
カイルは病院に行き、弟に懐中電灯を渡すと、ケイトリンと再会を果たす。
だがケイトリン以外の同級生や警察官たちは、母親殺しの男が帰ってきたことに、いい顔はしなかった。
しかし次々と町の人々は暗闇で老婆に襲われて、それがカイルのせいにされるのであった。
警察署の留置場に入れられたカイル。
その直後、町は停電に襲われるのであった。
・映画おすすめ 感想
昔の呪いが現代の人々を殺害していく、ホラー映画。
ただ日本人には、歯の妖精の言い伝えがないので、いまいち入り込めないところがある。
それに乳歯一つに執着し、襲ってくる老婆の怨霊にも、いまいち入り込めないところがある。
初恋の物語も入ってくるのだが、そこは置いてきぼりにされ、最後もどうも歯切れの悪い終わり方をする映画であった。
昔のホラー映画らしい、次々と襲ってくる展開は、それなりに楽しめる映画だ。
監督
ジョナサン・リーベスマン
脚本
ジョン・ファサーノジェームズ・ヴァンダービルトジョー・ハリス
出演者
チェイニー・クレイ
エマ・コールフィールド
リー・コーミー
グラント・パイロ
サリヴァン・ステイプルトン
ピーター・カーティン
エミリー・ブラウニング
ケスティー・モラッシ
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