事故物件にはきっといつまでも成仏できない怨念がある
「劇場版ほんとうにあった怖い話 事故物件芸人」
評価:★3,4
・映画おすすめ 物語
ある芸人が事故物件に住むという企画をテレビ局から提案され、承諾してしまう。
そしてある事故物件に住み、スマホで私生活を撮影し始める。
最初のうちはなにも起こらなかったのだが、次第に人影が見え、女の人が鏡に映り、押し入れからは見知らぬ人形が出てくる。
しかもスマホには映るが現実にはまったく見えなかった。
その二年前、ある芸人コンビがこの事故物件に住んでいた。
生活も安定してきた頃、見知らぬ人形が部屋にあることに気付き、片方の芸人が捨てる。
しかし翌日にはまた人形が家にあった。
何度も何度も捨てるのだが、人形は家に戻ってきた。
そうしているうちに芸人はある夢を見る。
相方が恐ろしい女に襲われ、さらに自分も襲われる夢だった。
その日から相方が一瞬、前の相方なのか分からなくなる瞬間ができるのだった。
さらにその二年前、相方にも彼女にも愛想つかされた芸人が、その部屋に住む。
ネタが一切出てこない芸人は、居酒屋で悩んでいると、あるサラリーマンが入ってくる。
その男も仕事に行き詰まり、二人は芸人の部屋で飲みなおすのであった。
サラリーマンは、相手が芸人だと分かると芸を見せてくれと懇願し、芸人は芸を見せる。
するとその場の空気が一変する。
芸人は笑ったまま、自分の芸が面白かったか聞いてくるのであった。
やがてその部屋で起こった事件がわかってくる。
・映画おすすめ 感想
「事故物件怖い間取り」がヒットしたことを受けて制作されたと思われる映画。
本作には本当の芸人が俳優として出演しており、リアルな芸人の私生活が垣間見える。
売れない芸人の辛さ、そして事故物件だと分かっていても、お金がなくて入居するしかないしかたなさ。
怨念の恐ろしさである。
ほんとうにあった、と謳っているからには、きっと本当にあったであろう出来事が含まれている。
つまり部屋に怨念が染みついているのだ。
地縛霊とはよく言う言葉であるが、それが事実ならば、部屋にもまた、幽霊は取りつくのかもしれない。
監督
天野裕充
脚本
天野裕充
出演者
屋敷裕政
嶋佐和也
前島亜美
賀屋壮也
みちお
布川ひろき
野村啓介
烏森まど
小出圭祐
村松和輝
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