映画おすすめ 博士と狂人|映画レビューズ
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映画おすすめ 博士と狂人
言葉の旅は今も続く
 

「博士と狂人」 

評価:★4,5

 

・映画おすすめ 物語

 
貧しい家庭に育ち、博士号を持たない博士マレーは、ある日、オックスフォード大学に呼ばれる。
 
オックスフォード大学は大英帝国の威信をかけて、英語のすべての言語、歴史を乗せる大辞典を作ることにり、その委員会が彼に責任者として任せたいと言ってきたのである。
 
委員会の中に彼の才能を高く評価した友人がおり、彼の推薦だった。
 
伝統を重んじる委員会のメンバーには反対する者もいたが、彼の博識なところが披露されると、責任者として任命されることが正式に決まる。
 
妻と子供たちを連れ、引っ越した先に辞典を作る小屋を建て、人を雇い、国中に言葉を教えてほしいと募った。
 
すると全国中から書簡が届き、辞典の編纂は順調かに思えた。
 
しかし分からない言葉が次々と出てくると、手詰まりになってきていた。
 
一方、戦争の軍医として功績をたてながらも、戦争で心に障害を持ってしまった男マイナーは、夜中に道を歩いていた男を自分を狙った人物だと勘違いして撃ち殺してしまう。
 
裁判で彼の精神状態が異常であると認められ、精神病院に隔離されることになる。
 
殺された男の妻は悲しみといら立ちを見せる。
 
マイナーは精神病院で、死にそうになった看守を助けたことで看守たちに信頼され、委員長からも面白い人物だと認められた。
 
やがて彼のところに夫を殺された妻が会いに来る。
 
マイナーは軍隊の年金をすべて彼女に寄付することを約束し、次第に二人は打ち解けていくのだった。
 
そんな時、看守が差し入れた本の中にあった辞典の編纂情報を見つけた彼は、自分が立ち直るきっかけになるのではないか、と委員長に本を依頼する。
 
委員長は本を彼に思う存分与え、彼は言葉を次々とすくいあげ、大量の書簡にしてマレーに送るのだった。
 
そこから大辞典の編纂ははかどり、ついに初版が発行される運びとなった。
 
これを機会にマレーはマイナーのところへ行き、二人は言葉で親交を深めるのだった。
 
ところが夫を亡くした妻との間に愛が芽生え始めたマイナーは、自分にそんな資格はない、と自分の股間を切り取り、再び殻にこもってしまう。
 
それをマレーが訪れてもマイナーは追い払い、これを良いことに、院長はマイナーに自分が考えた治療法を施し、廃人にしてしまうのだった。
 
同じころ、マレーもまた辞典の責任者として委員会にいる反対派から追い出されることになる。
 
二人の天才は窮地に陥るのであった。
 
 

・映画おすすめ 感想

 
本作は実話をもとにした本を原作としている。
 
Amazonで英語辞典売り上げ一位を今もたたき出している、オックスフォード英語辞典。
 
その始まりの物語であり、不遇の天才二人の物語でもある。
 
確かに殺人犯であり、精神病患者であったマイナーは実在しており、辞典の編纂に多いに貢献したのは確かである。
 
こうした埋もれている歴史の偉人たちを世界中に紹介する映画というのは素晴らしい。
 
この映画は言葉を愛する人、何かに夢中になる人、愛する人がいる人たちすべてに見ていただきたい。
 
見終わった後、晴れ晴れとした気持ちになることは間違いない。
 
 
監督 P・B・シェムラン(英語版)
脚本 トッド・コマーニキ
    P・B・シェムラン
原作 サイモン・ウィンチェスター
『博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話(英語版)』
製作 ニコラス・シャルティエ(英語版)
    ガストン・パヴロヴィッチ(英語版)
製作総指揮 ドミニク・ラスタム
        ゼブ・フォアマン
        ピーター・マカリーズ
        タイラー・ザカリア
        マニュ・ガルギ
出演者
メル・ギブソン
ショーン・ペン






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